給与収入が1,980万円、確定申告が必須になる理由は?|2,000万円ライン・副業20万円・年末調整の注意点

給与収入が1,980万円、確定申告が必須になる理由は?|2,000万円ライン・副業20万円・年末調整の注意点
最終更新日:2026.02.09
このページでわかること

給与収入が1,980万円だと「確定申告が必須?」と不安になりがちですが、
この金額だけで自動的に必須になるわけではありません
必須になるのは、年の給与が2,000万円を超えた給与以外のもうけがあるなど別の条件が重なったときです。

  • 結論1,980万円だけでは原則「必須」ではない
  • 要チェック年の給与が2,000万円超/副業などの利益20万円超/2社以上の給与
  • 申告期限毎年2月中旬〜3月中旬(例:2025年分は2026/3/16まで)
  • 主な書類会社の「源泉徴収票」・各種証明書
  • 申告方法e-Tax(オンライン)/郵送/税務署へ持参
  • 迷ったら申告ソフト or 税理士相談で時短

ここが重要:タイトルの「必須」は誤解されやすい表現です。給与収入が1,980万円という事実だけでは、確定申告が必須になるとは限りません。

1. 結論:給与収入1,980万円「だけ」なら原則、確定申告は必須ではない

会社員の多くは、会社が行う年末調整で所得税の計算が終わるため、確定申告は不要です。 確定申告が「必須」になる代表的な条件は、年の給与が2,000万円を超えるなど別にあります。

まずはここだけチェック

  • 今年1〜12月の給与合計(ボーナス含む)が2,000万円を超えた/超えそう
  • 副業・家賃収入など「給与以外」の利益が合計で20万円を超えた
  • 転職やバイトなどで2社以上から給与があり、年末調整されていない給与がある

補足:タイトルのとおり「1,980万円だから必須」という決まりはありません。 必須かどうかは、上の条件に当てはまるかで決まります。

2. 2,000万円ラインが重要な理由(年末調整の対象外になる)

確定申告が必須になりやすい最大の分かれ目は「年の給与が2,000万円を超えたか」です。 会社の年末調整は、年の給与が2,000万円を超える人は対象外になります。 そのため、会社で税金の精算が完結せず、本人が確定申告で精算する必要が出ます。

「給与収入」って何を指す?

  • 税金や社会保険が引かれる前の、いわゆる「年収の合計」です。
  • ボーナスも合算します。
  • 転職などで会社が複数なら、合計で考えます。

例:月給140万円で年12か月なら1,680万円。ここにボーナスが足されて、年の合計が2,000万円を超えると、確定申告が必須になる可能性が高くなります。

3. 会社員でも確定申告が必須になる条件(代表例)

会社員でも、次のようなケースでは確定申告が必要です。

状況 目安 ポイント
年の給与が2,000万円を超えた 2,000万円超 年末調整の対象外になりやすい
給与は1社だけだが、給与以外の利益がある 利益の合計が20万円超 副業・家賃など(売上ではなく「残り」)
給与が2社以上あり、年末調整されていない給与がある (年末調整されない給与)+(給与以外の利益)が20万円超 転職・掛け持ちが典型
※「20万円」の考え方や例外(状況によって申告不要になる条件)もあるため、最終的には国税庁の公式条件で確認してください。

4. 給与収入1,980万円の人が、実際に「必須」になりやすいパターン

(1)ボーナス等で年の合計が2,000万円を超えていた

「毎月は1,980万円ペースじゃない」と思っていても、賞与・一時金が乗ると合計が2,000万円を超えることがあります。 年の合計で判断されるので、12月の源泉徴収票で確認するのが確実です。

(2)副業の売上は小さいが、利益が20万円を超えていた

ここでいう「20万円」は売上ではありません。
ざっくり言うと、売上 − 仕事のために使ったお金の残り(利益)が20万円を超えるかどうかです。

例:副業の売上30万円、必要な出費5万円 → 残り25万円。20万円を超えるので、確定申告が必要になる可能性があります。

(3)転職・掛け持ちで「年末調整されていない給与」がある

年末調整は通常、1社でしかできません。
転職した年や、複数の会社から給与をもらっている年は、「年末調整されていない給与」が発生しやすく、申告が必要になることがあります。

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5. 所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要なことがある

「給与以外の利益が20万円以下なら、所得税の確定申告は不要」という話を聞くかもしれません。
ただし、住民税の扱いは別で、自治体に申告が必要になる場合があります。

会社に副業が知られるリスクを下げたいからといって、自己判断で何も出さないのは危険です。 住民税の手続きは自治体ごとに案内があるので、必ず確認してください。

6. 「必須ではない」けど、確定申告したほうが得なケース

義務がなくても、確定申告をすると税金が戻る(還付)ことがあります。 代表例だけ挙げます。

  • 医療費が多かった年(医療費控除)
  • ふるさと納税でワンストップ特例が使えなかった/期限に間に合わなかった
  • 住宅ローン控除の初年度
  • 年の途中で退職し、その年に年末調整を受けていない

「必須かどうか」と「やると得か」は別です。迷う場合は、源泉徴収票を見ながらシミュレーションすると判断しやすいです。

7. 確定申告の流れ(最短ルート)

準備するもの

  • 会社からもらう源泉徴収票
  • 本人確認書類(マイナンバーなど)
  • 控除の証明書(保険・寄付・医療費など、当てはまる人だけ)
  • 副業がある人は、売上と出費のメモ(通帳・明細)

やり方

  1. e-Tax(オンライン)または申告書作成コーナーで入力
  2. 提出(オンライン送信/印刷して郵送/税務署に持参)
  3. 納付がある場合は期限までに支払い

申告期限は毎年ほぼ同じですが、土日がからむと延びます。 例として、2025年分2026年3月16日が期限です。

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8. 期限を過ぎたらどうなる?(放置が危険な理由)

申告や納付が遅れると、追加の負担が発生することがあります(いわゆるペナルティや利息のようなもの)。 「気づいたら早めに出す・払う」が基本です。

  • 申告が遅れた場合にかかる可能性があるもの:無申告加算税 など
  • 納付が遅れた場合にかかるもの:延滞税(期限の翌日から日数で計算)

「期限後申告」になっても、状況によっては軽くなる扱いもあるため、公式情報を確認しつつ、できるだけ早く対応してください。

9. まとめ:給与収入1,980万円のときにやること

  • まず源泉徴収票で、年の給与合計が2,000万円を超えたか確認する
  • 副業などがあるなら、売上ではなく利益で20万円を超えたか確認する
  • 転職・掛け持ちで給与が複数なら、年末調整されていない給与がないか確認する
  • 義務がなくても、医療費や寄付などで戻る可能性があるならシミュレーションする

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10. よくある質問

Q給与収入が1,980万円なら、必ず確定申告が必要?
Aいいえ。「1,980万円だから必須」という決まりはありません。必須になるのは、年の給与が2,000万円を超える・給与以外の利益がある等の条件に当てはまる場合です。
Q2,000万円を少しだけ超えたらどうなる?
A「超えたかどうか」で扱いが変わります。年末調整の対象外になりやすく、確定申告が必要になる可能性が高いです。ボーナス込みの年合計で確認してください。
Q副業20万円は「売上」?「利益」?
A基本は「利益(残り)」です。副業の売上から、仕事のために使ったお金を引いた残りが20万円を超えるかが目安になります。
Q転職して2社から給与をもらった年はどう判断する?
A年末調整されなかった給与があるかがポイントです。2社以上から給与があり、条件を満たすと確定申告が必要になります。源泉徴収票が複数ある場合は要注意です。
Q所得税の確定申告が不要なら、住民税も何もしなくていい?
A自治体によっては住民税の申告が必要な場合があります。副業がある人は、自治体の案内を必ず確認してください。
Q期限に遅れたら、まず何をすべき?
A放置せず、できるだけ早く申告書を提出し、納付があるなら速やかに支払います。追加の負担が増えやすいので、早い対応が有利です。

11. 参考(公式資料)

※本ページは一般的な情報です。最終判断は、国税庁の公式案内・税務署・税理士に確認してください。

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