パート年収98万円、住民税はかかる?かからない?について、「だいたいかからない」で終わらせず、なぜそう言えるかを98万円の例で確認します。
- 結論多くの場合「かからない」
- ポイント住民税は「翌年」に決まる
- 見るもの給与以外の収入・複数の勤務先
- 注意自治体で境目が少し違う
注意:ここでの「年収98万円」は、パートの年間の給与(手取りではない)として説明します。
1. 結論:年収98万円なら、住民税は「かからない」ことが多い
パートの年収が98万円(給与だけ)で、ほかに収入がない場合、 住民税は0円(かからない)になるケースが多いです。
- 理由:住民税は「年収そのもの」ではなく、収入から決まった分を引いた“残り”で判定されるため
- もう1つの理由:住民税は前年の収入で決まり、翌年に請求されるため(今年98万円でも、昨年が高いと請求が来ます)
2. 住民税は何?いつの収入で決まる?
住民税は、都道府県と市区町村に払う税金です。 前年(1月〜12月)のもうけをもとに、だいたい翌年6月ごろから支払いが始まります。
2-1. 住民税は「2つのパーツ」で考えると分かりやすい
- 一定額の部分:収入が低くても、条件に当てはまると一定額がかかることがあります
- 収入に応じて増える部分:収入が増えるほど増える部分です
2-2. 2024年度からの「森林環境税(年1,000円)」
2024年度(令和6年度)から、森林環境税(年1,000円)が始まり、住民税と一緒に請求されます。 ただし、住民税の「一定額の部分」が非課税になる人は、森林環境税も非課税扱いになる自治体が多いです。
3. 年収98万円が「住民税0」になりやすい理由(計算の考え方)
パートなど給与収入だけの場合、まず給料から自動で引かれる分を引いて、判定の土台を作ります。 さらに、自治体が案内している「住民税がかからないライン(残りの上限)」と比べます。
3-1. まずは「年収 → 残り」を作る
年収98万円(給与のみ)の例
- 年収(給与):98万円
- 自動で引かれる分:最低65万円(2026年度分〜)
- 残り:98万円 − 65万円 = 33万円
2026年度分(2025年の収入にかかる住民税)からは、この「自動で引かれる分」が最低65万円に上がるため、 98万円はさらに非課税に寄りやすくなります。 なお、それ以前は最低55万円でしたが、その場合でも98万円 − 55万円 = 43万円です。
3-2. 「住民税がかからないライン」は自治体で少し違う
住民税が0になるかは、この残りが自治体の示すライン以下かで決まります。 例として、東京の自治体では「残り45万円以下」と案内しているページがあります。 一方で、別の自治体では給与年収に直すと97万円あたりが目安になる例もあります。
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住民税だけでなく、社会保険や扶養の条件も一緒に見ると判断がラクです。 まずは大枠だけでも、無料のチェックで整理しておくと迷いが減ります。
1分で制度診断(無料)4. 年収98万円でも「住民税の通知が来る」よくある理由
「98万円だから絶対0」と言い切れないのは、住民税が“前年の合計”で決まるためです。 次のどれかに当てはまると、通知が来ることがあります。
- 前年の年収が98万円ではない(去年が多いと、今年に請求が来ます)
- 勤務先が複数で、合計すると98万円を超えている
- 副業(フリマ、配達、原稿料など)の収入がある
- 年末調整がされていない/未提出の書類がある
- 引っ越し直後で、自治体の情報がうまく連携できていない(確認が必要なことがあります)
ポイント:判断するときは「手取り」ではなく、源泉徴収票の“支払金額”(年収)を見ます。
5. 住民税は年収いくらから?(単身・給与のみの目安)
境目は自治体で少し違います。目安としては、次のように「97〜100万円前後」「107〜110万円前後」と説明されることがあります。 98万円は、多くのケースでこの目安の下に入ります。
| 対象の年度 | 住民税が0になりやすい給与年収の目安(単身・給与のみ) | メモ |
|---|---|---|
| 2025年度(2024年の収入) | 97〜100万円前後 | 自治体の非課税ライン(例:97万円/100万円など) |
| 2026年度(2025年の収入) | 107〜110万円前後 | 「自動で引かれる分」が最低65万円に引き上げ |
5-1. 「住民税」と「所得税」は別
住民税が0でも、所得税の計算は別です(逆もあります)。 最近の改正で、所得税側の「かからない年収」の目安が変わっていますが、住民税の判断とは分けて考えると混乱しにくいです。
6. 不安なときの確認手順(3ステップ)
-
源泉徴収票(または給与明細の累計)で年収の合計を確認
複数の勤務先がある人は合計します。 -
給与以外の収入がないか確認
副業、ポイント、フリマの利益などがあると、判定が変わることがあります。 -
通知書が来たら、自治体の税の窓口に確認
「前年の年収」「勤務先の報告」「副業の有無」を伝えると話が早いです。
通知書が来たときの“読み解き”が不安なら
住民税の通知書は、用語が難しく感じやすい書類です。 まずは「今年いくら払う予定か」「いつから引かれるか」だけでも整理すると安心です。
専門家に相談する(PR)7. 住民税の“損しない”ためのおすすめ行動(PR)
98万円なら住民税は0になりやすい一方で、「年の途中で超えそう」が一番つらいパターンです。 次のように、手間を減らしつつ確認できる手段を置いておくとラクです。
副業がある人は「申告漏れ」を防ぐ
副業が少しでもあると、住民税がかかる・通知が来る原因になりがちです。 入力の手間を減らしたい人は、申告ソフトでまとめて管理するとミスを減らせます。
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「扶養」「社会保険」「税金」を同時に見たいときは、相談のほうが早いことがあります。 収入の見込みと希望の働き方を伝えて、全体で確認するのが安全です。
無料相談をチェック(PR)8. Q&A
住民税の「一定額の部分」が非課税になる人は、森林環境税も非課税扱いになる自治体が多いです。 ただし、自治体の案内に従って確認してください。
パート先で年末調整があり、給与以外の収入がないなら、申告が不要なことが多いです。 ただし、副業がある・医療費控除などを使う・年末調整がされていない場合は、申告が必要になることがあります。
住民税は「前年の収入」で決まるため、前年が98万円より多いと請求が来ます。 また、勤務先が複数ある・副業がある・勤務先の報告が遅れた/重複した、といった理由もあります。 不明点は自治体の税の窓口に確認してください。
住民税が0でも、税金の扶養と社会保険の扶養は別ルールです。 年収だけでなく「収入の種類」「同居・生計」「保険のルール」などで変わるので、扶養まで気になる人はまとめて確認するのが安全です。
まずは年収の見込み(複数勤務先の合計)を出し、超えそうなら「月のシフト調整」や「翌年の住民税の支払い準備」を考えるのが現実的です。 境目は自治体で少し違うので、ギリギリなら自治体の案内も確認してください。