NISAの口座ってどこで作るのがいいの?主要ネット証券5社を比較してみた

NISAの口座ってどこで作るのがいいの?主要ネット証券5社を比較してみた
最終更新日:2026.02.04
ざっくり言うと

投資で得た利益って、普通は約20%が税金として引かれます
これを0円にしてくれるのが「NISA」という制度です。
でも、NISAの口座は「どこで作るか」で、買える商品・ポイントの貯まり方・使いやすさがかなり変わります。

  • 何が変わる?商品の幅・ポイント・操作のしやすさ
  • 口座数は?同じ年に使えるのは1社だけ
  • 迷ったら?「欲しい投信が買える」×「普段のポイント」で絞る
  • 初心者は?まずはつみたて投資枠で「自動で買われる状態」を作る

新しいNISA(2024年〜)の基本:年間投資枠は最大360万円(つみたて枠120万円+成長枠240万円)、生涯の非課税上限は1,800万円。売却した枠は翌年以降に復活します。

注意:NISAとiDeCoは「別の制度」です。iDeCoは老後のためのお金専用(原則60歳まで引き出せない)で、節税の仕組みも異なります。

あわせて読みたい サムネイル 新しいNISA(2024年〜)ってどんな制度?仕組みをざっくり解説 NISAの制度概要・枠の種類・使い方を初心者向けにまとめています。

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そもそも、NISAの口座って「どこで作るか」で何か変わるの?

「NISAって、投資の利益が非課税になるんでしょ?それならどこで作っても同じじゃない?」と思う方も多いです。

非課税という制度の恩恵は、どこの金融機関で作っても変わりません。ただ、口座を作る先によって次のことが変わります。

NISA口座:どこでも同じなこと vs 変わること どこで作っても同じこと 非課税の恩恵・制度のルール(枠・期間など) 金融機関によって変わること ① 買える商品(投資信託の種類・本数、株・ETFの幅) ② ポイント(クレカ積立・保有残高で貯まるポイント) ③ 使いやすさ(アプリ・設定の分かりやすさ) ④ 手数料・為替コスト(海外株を買うとき) ⑤ サポート(電話・チャット対応)

非課税の中身は同じ。変わるのは「使い勝手」の部分

つまり「NISAを使うこと自体はどこでも損しない」けれど、口座の選び方で積立のしやすさやポイントが変わってくるということです。特に長期で積み立てるなら、続けやすい口座を選ぶ方が大切です。

注意:NISA口座は同じ年に1社しか使えません。途中で変えることはできますが、年単位での切り替えになります。また、すでに保有している残高は他社に移せないので、最初の選択がある程度重要です。

口座を選ぶとき、何を見ればいいの?

情報が多くなりがちなNISA口座選びですが、初心者が大外ししないためのポイントは5つだけです。

①買いたい商品が、その口座で買えるか

つみたて投資枠で使う投資信託なら「取扱いファンドの数と品揃え」が重要です。 成長投資枠で米国株やETFも買いたいなら、国内株・海外株・ETFの取扱い範囲まで確認します。

②積立の設定がラクか

初心者にとって最大の目標は「毎月自動で買われる状態を作ること」です。100円から始められるか、クレカ積立があるか、アプリの操作が迷わないか、が差になります。

③自分が使うポイントと連動しているか

クレカ積立は「毎月の積立額×付与率」でポイントが貯まります。さらに保有残高に応じてポイントがもらえる証券会社もあります。ただし、付与率やキャンペーン条件は変動するので必ず最新の公式情報を確認してください。

④手数料・為替コスト(海外投資をするなら)

NISAは利益が非課税でも、売買手数料や為替コストは別です。米国株や海外ETFを買う場合は、為替手数料や外貨の交換方式(自動/手動)も含めて比較しましょう。

⑤使いにくいとき相談できるか

積立が止まる原因の多くは「面倒になった」「画面がわからない」です。アプリの使いやすさ、チャット・電話サポートの充実度も判断材料のひとつです。

迷う人の最低ライン(まとめ):
① 買いたい投信が揃っている → ② 積立が設定しやすい → ③ 普段使うポイントが貯まる
この3つで2社に絞り、最後に「アプリの見やすさ」で決めれば大外しはしにくいです。

主要ネット証券5社、何がどう違うの?

ここでは「初心者が差を感じやすい項目」に絞って比較します。数字は条件次第で変動するので、方向性を掴んだうえで、必ず各社の公式ページで最終確認してください。

金融機関 クレカ積立のポイント 保有で貯まる仕組み 特徴
SBI証券 三井住友カード/Oliveで最大4%(条件あり)のVポイント 投信マイレージ等でポイント付与あり 「何でもできる」幅広さ。慣れるほど強い。最初は画面が多く感じやすい
楽天証券 楽天カード等で最大1〜2%程度(券種・条件あり)の楽天ポイント 投信残高ポイントプログラムあり(対象ファンドで付与) 楽天経済圏の人は管理が一体化しやすい。画面も比較的シンプル
マネックス証券 マネックスカードで最大1.1%、dカードで最大3.1%(条件あり) 投信保有でdポイント等付与あり 米国株の情報・機能が豊富。データを見て納得したい人向け
松井証券 2025年5月からクレカ積立開始。キャンペーンで最大7.0%の案内(条件あり) 投信残高ポイントあり(最大1%程度・条件あり) 電話・チャットなど「困ったときの安心感」重視の人向け
三菱UFJ eスマート証券
(旧auカブコム証券)
au PAY カードで0.5〜1.0%(カード種・条件あり)。au連携で上乗せあり 投信保有でポイント付与あり(上限・条件あり) au/Ponta圏の人と相性が良い。プラン条件を整理してから使うと効率的

「還元率」は常に変わり得ます。口座を作る前に、必ず各社の公式ページで「対象口座(NISA対応)」「上限額(例:月10万円)」「付与条件(カード種・利用額など)」を確認してください。

口座開設

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自分の場合、どの口座が向いているの?

「全部入り」を探すより、自分が重視したいことを1〜2個に絞った方が選びやすくなります。

インデックス積立だけでOK(投信中心)の人

重要なのは「積立設定がラク」「低コスト投信が揃う」「ポイントが取りやすい」の3つです。

  • 候補:楽天証券 / SBI証券
  • 判断のポイント:普段使うポイント(楽天・Vポイント等)と、積立の設定画面の分かりやすさで決める

米国株・海外ETFも買いたい人

「米国株の買いやすさ」と「為替コスト」の影響が大きいです。注文画面の操作感も事前に確認を。

  • 候補:SBI証券 / マネックス証券 / 楽天証券
  • 判断のポイント:外貨の交換方式、為替コスト、注文画面の使いやすさ

とにかく迷いたくない(サポート重視)人

初期設定ミスが最大の損失です。操作導線がシンプルで、困ったときに相談しやすい方が結果的に安心です。

  • 候補:松井証券 / 楽天証券
  • 判断のポイント:積立の設定手順、チャット・電話サポートの有無

普段使うポイントで選びたい人

ポイント最適化は「生活圏×証券会社×カード」が一致して初めて意味が出ます。

  • 楽天ポイント → 楽天証券(楽天カード)
  • Vポイント → SBI証券(三井住友カード/Olive)
  • dポイント → マネックス証券(dカード等)
  • Pontaポイント → 三菱UFJ eスマート証券(au連携等)

最終決定の実務的な方法:① 候補を2社に絞る → ② 各社のアプリ・積立設定画面を実際に見て「迷わない方」を選ぶ → ③ ポイント条件を最後に確認して決定。使いにくい口座で始めると、積立が止まりやすくなるのが最大の損失なんです。

NISA口座でやってしまいがちな失敗って?

失敗①:配当金に税金が引かれてしまう(受取設定のミス)

株式・ETF・REITの配当を非課税で受けるには、受取方法を「株式数比例配分方式(証券口座で受け取る方式)」に設定しておく必要があります。銀行口座受取のままだと、NISA口座で保有していても課税扱いになることがあります。口座開設後に必ず確認してください。

失敗②:「売ったら同じ年に枠が戻る」という勘違い

売却で復活するのは生涯の非課税保有限度額(総枠の1,800万円部分)で、しかも翌年以降です。同一年内に年間枠(最大360万円)が復活するわけではありません。

失敗③:ポイントに釣られて複雑な商品を買う

「毎月分配型」や複雑な仕組みの商品は、長期積立と相性が悪いケースが多いです。つみたて投資枠の対象は制度上、長期・積立・分散向けに絞られているので、初心者はまずそこから始める方が安全です。

失敗④:面倒になって積立を止めてしまう

積立が止まる原因の多くは、相場の下落ではなく「操作が面倒」「どこを触ればいいかわからない」です。だからこそ、最初の口座選びで「自分が迷わずに設定できるか」を重視することが大切なんです。

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口座を開くのってどうやるの?最短の手順は?

「迷う人向けの固定ルール」から始めると、選択肢を絞りやすくなります。

まず決めること(固定ルール)

  • 最初はつみたて投資枠から使う
  • 商品は「低コストの分散型インデックス(例:全世界株・S&P500など)」から
  • 金額は「家計が痛まない額」(月5,000円や1万円でも十分)
1
NISA口座を申し込む 本人確認(マイナンバー+身分証)が必要。税務署審査を経て開設(期間は証券会社で差あり)。すでに別の金融機関でNISA口座がある場合は「金融機関変更」の手続きが必要(年単位)。
2
積立設定をする(ここが最重要) 買う投信を1〜2本に絞り、積立額(毎月)と引落方法(銀行orクレカ)を設定する。「注文が毎月自動で入る状態」になったか確認して完了。
3
配当受取の設定を確認する 株式・ETFを使う場合は「株式数比例配分方式」になっているかを確認する。設定を忘れると課税扱いになることがある。

クレカ積立は上限(例:月10万円)や対象外条件(退会・利用停止など)が細かいことがあります。慣れるまでは「銀行引落で回す → 慣れたらクレカに切替」でも問題ありません。

NISAとiDeCoって何が違うの?どっちが優先?

「どちらを優先するか」は、税制メリットだけでなく「いつ使うお金か(引き出せるかどうか)」で整理すると分かりやすいです。

制度 税制のメリット 引き出しやすさ 注意点
NISA 運用益(売却益・配当)が非課税 いつでも売れる 損益通算・損失繰越ができない。配当の受取設定に注意
iDeCo 掛金が所得控除(節税)+運用益は非課税(受取時に控除枠あり) 原則60歳まで引き出せない 流動性が低い。掛金上限は人によって異なる。口座管理手数料・商品コストを要確認
特定口座(課税) なし(利益に約20%課税) いつでも売れる 損益通算・損失繰越(最長3年)が使えるので、NISAと組み合わせる人も

「どっちを先にやるか」の目安:
いつでも使える運用 → まずNISAが優先。
所得税・住民税を払っていて、60歳まで使わない資金がある → iDeCoの節税メリットが効きやすい。
どちらが自分に合うかは、家計と年収によって変わります。迷ったらFPへの無料相談が早いです。

あわせて読みたい サムネイル iDeCo(個人型確定拠出年金)ってなに?節税額の計算方法と口座の選び方 NISAとの違い・節税の仕組み・口座(金融機関)の選び方を解説しています。

みんなが気になる Q&A

Q. ネット証券と銀行、どっちがいい?

A.投資信託の積立が中心なら、ネット証券は取扱いが広く、設定の自由度やポイント面で有利になりやすいです。銀行は窓口相談がある一方、取扱い商品が限定的なことがあります。「自分で設定できる」ならネット証券、「対面で確認しながら」なら銀行、という切り分けが現実的です。

Q. 証券口座を複数作って試してもいい?

A.証券口座(一般口座・特定口座)は複数作れますが、NISA口座は同一年内は1社だけです。「まず通常の証券口座で使い勝手を確認し、納得したらNISA口座を申し込む」という順番でも問題ありません。

Q. 売却したら枠はいつ戻る?

A.生涯の非課税保有限度額(総枠1,800万円)が、売却した商品の取得金額(簿価)分だけ翌年以降に再利用できます。同一年内の年間枠(最大360万円)は再利用できません。

Q. 口座の金融機関は途中で変えられる?

A.年単位での変更は可能ですが、当年に買付けをしていると制約があります。また、保有しているNISA残高は他社に移管できないため、変更後も「旧口座に残高が残る」状態になります。変更前に各社の案内を必ず確認してください。

Q. 配当金に税金が引かれることがあるって本当?

A.本当です。株式・ETF・REITの配当を非課税で受けるには、受取方法を「株式数比例配分方式」(証券口座で受け取る方式)にしておく必要があります。銀行口座受取の設定のままだと、NISA口座で保有していても課税扱いになります。口座開設後に必ず設定を確認してください。

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もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

この記事はわかりやすさを優先しているので、細かいルールや最新の条件は以下の公式情報で必ず確認してください。

NISA制度(国・公的機関)

各社の最新条件(クレカ積立・ポイント)

iDeCo(比較参考)

本ページは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。税制・手数料・還元率等は変更されるため、必ず公式案内で最新情報をご確認ください。

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