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  • 求職者支援制度ってなに?無料で訓練を受けながら月10万円もらえるの?

    求職者支援制度ってなに?無料で訓練を受けながら月10万円もらえるの?

    求職者支援制度ってなに?無料で訓練を受けながら月10万円もらえるの?
    最終更新日:2026.02.02
    ざっくり言うと

    仕事を辞めたのに失業給付(失業保険)がもらえない、または受け取り終わってしまった――そういう人に向けて、無料でスキルを身につけながら月10万円の給付金ももらえる制度があります。
    これが「求職者支援制度」です。ハローワークで手続きして、訓練に通いながら就職を目指す仕組みです。

    • 訓練費用は?原則無料(テキスト代等を除く)
    • 給付金は?月10万円(条件あり)
    • 誰が使える?失業給付をもらえない離職者など
    • 訓練期間は?2〜6か月程度(コースによる)
    • 申し込み先は?ハローワーク(近くの窓口)
    • 注意点は?収入・出席率など毎月要件あり

    注意:雇用保険の「失業給付(基本手当)」や、在職者向けの「教育訓練給付」とは別の制度です。どれが使えるかはハローワークで確認できます。

    あわせて読みたい 失業給付(失業保険)ってなに?いくらもらえるの? 失業給付(失業保険)ってなに?いくらもらえるの? 会社を辞めたあとに受け取れる雇用保険の基本手当。金額の計算方法や申請の流れをわかりやすく解説。

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    「どの訓練を受ければいい?自分に向いている仕事って何?」

    訓練コースは分野が多く、どれを選ぶかで就職後の方向性が変わります。第三者のキャリアアドバイザーに話を聞いてもらうと、迷いがスッキリすることも多いです。

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    そもそもなんでこの制度があるの?

    日本には「雇用保険」という制度があって、会社員が仕事を辞めたとき、一定期間「失業給付(基本手当)」という生活費の補助がもらえます。

    でも、雇用保険に入っていなかった人(アルバイト・フリーランス・自営業など)や、すでに受け取り期間が終わってしまった人は、この失業給付をもらえません。

    「仕事は探しているけど給付がない、生活が厳しい…」という状況になってしまうんです。

    会社員など(雇用保険に入っていた) 退職後 → 失業給付(基本手当)を一定期間もらえる 一方、こういう人は… アルバイト・フリーランス・自営業廃業など 雇用保険なし → 退職しても失業給付がもらえない だから「求職者支援制度」がある 無料訓練+月10万円の給付金で再就職を支援

    雇用保険のある人・ない人と、セーフティネットの構造

    つまりこの制度、「失業給付の対象外になってしまった人のためのセーフティネット」なんです。無料でスキルを学べて、条件を満たせば月10万円ももらえる。ハローワークの支援も受けながら就職を目指せる仕組みです。

    月10万円もらえるの? 条件はなに?

    給付金(職業訓練受講給付金)は月10万円が基本です。ただし、もらうためには毎月いくつかの条件を満たす必要があります。

    お金まわりの条件(代表的なもの)

    • 自分の収入が月8万円以下
    • 同じ家族全体の収入が月30万円以下
    • 家族全体の貯金・金融資産が300万円以下
    • 今住んでいる場所以外に土地・建物を持っていない

    訓練・就活まわりの条件

    • 訓練の授業にほぼ毎回出席している(欠席してもやむを得ない理由があれば8割以上が目安)
    • 訓練中もハローワークで定期的に就職相談を受けている
    • 同じ家族で同じ給付金を受けている人がいない
    • 過去6年以内にこの給付金を受けたことがない

    注意が必要なのは、これらの条件が毎月チェックされる点です。たとえばアルバイトで月9万円稼いでしまった月は、その月の給付金が止まることがあります。「収入を抑えながら訓練に集中する」というのが基本の考え方です。

    給付金をもらえなくても訓練は受けられる:収入や資産の条件を満たさなくても、訓練自体は原則無料で受けられます。スキルアップだけを目的に利用することもできます。

    給付金だけでなく、訓練施設への交通費(通所手当、月上限約4万2,500円)や、遠方から通う場合の宿泊費(寄宿手当、月1万700円)なども別途支給される場合があります。

    誰が使えるの? 自分は対象?

    次のような人が対象になることが多いです。

    雇用保険に入っていなかった離職者 アルバイト・パート(加入要件を満たしていなかった)、フリーランス、自営業を辞めた人など。
    失業給付の受け取り期間が終わった人 雇用保険はあったけど、もう基本手当を受け取り終えてしまった人。
    一定収入以下で働いている在職者 正社員を目指したい、キャリアチェンジしたいという在職中の人も、条件によっては対象になります。
    学校を卒業したけど就職できていない人 世帯収入の条件を満たす場合は対象になることがあります。

    逆に、使いにくいのはどんなとき?

    • 今も雇用保険の基本手当を受給中の場合(→ まずは基本手当+公共職業訓練の流れになります)
    • 世帯収入・資産が条件を大きく超えている場合(訓練は受けられますが給付金は出ません)

    「自分は対象かな?」と迷ったら、まずハローワークに行って相談するのがいちばん確実です。離職票を持って行く必要はなく、まず「求職者支援制度について聞きたい」と伝えるだけでOKです。

    あわせて読みたい 失業給付(基本手当)ってなに?受け取れる期間と金額のしくみ 失業給付(基本手当)ってなに?受け取れる期間と金額のしくみ 雇用保険に入っていた人が退職後に受け取れるお金。手続きの流れもあわせて解説。

    どんな訓練が受けられるの?

    訓練には大きく2種類あります。

    基礎コース(まず基礎を身につけたい人向け)

    パソコンの基本操作、ビジネスマナー、文書作成など、就職に必要な基礎スキルを幅広く学べます。「社会人経験が少ない」「久しぶりに働く」という人に向いています。

    実践コース(特定の仕事スキルを学びたい人向け)

    IT・Webデザイン・プログラミング・介護・医療事務・経理・調理など、職種別のスキルをより実践的に学べます。「この分野で働きたい」という目標がある人に向いています。

    訓練期間の目安:2〜6か月程度のコースが多いです。平日昼間のフルタイムに近いスケジュールが一般的ですが、最近はオンライン型・eラーニング型のコースも一部で増えています。

    大切なのは、「就職したい仕事と訓練の内容が合っているか」を確認すること。「受かりそうなコース」を選ぶより、「修了後に使えるスキル」を基準にコースを選ぶ方が、就職後のミスマッチを防げます。

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    どのコースを選べばいい?分野・就職実績・オンライン対応を比較したい

    ハローワークの一覧だけではカリキュラムの詳細や就職実績が分かりにくいことも。求職者支援制度の対象講座を含む職業訓練スクールを、分野・受講スタイル・サポート内容で比較できるサービスを活用すると、自分に合ったコースが見つけやすくなります。

    • 無料で資料請求・比較できる
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    どうやって申し込むの? 手続きの流れは?

    申し込みはすべてハローワーク経由で行います。流れはざっくりこんな感じです。

    1 ハローワークで求職登録・相談 「求職者支援制度を使いたい」と伝えてOK 2 キャリアコンサルティング 希望職種・経験をもとに、適したコースを検討 3 コース選択・申し込み・選考 面接・筆記などの選考がある場合もあり 4 訓練開始(給付金の支給スタート) 出席+定期的な就職相談で給付金を受け取る 修了→就職支援→採用!

    求職者支援制度の申し込みから修了までの流れ

    まず「ハローワークに行く」だけでOKです。離職票や書類をたくさん用意しなくても、最初は「求職者支援制度について聞きたい」と伝えれば、窓口が案内してくれます。どのコースが自分に合うか迷っていてもOKです。

    申し込みのタイミングに注意

    訓練コースには応募締め切りと開講日があります。「良さそうなコース」を見つけても、もう締め切りが終わっていたということも。気になるコースが見つかったら、早めにハローワークで確認しましょう。

    こういうときどうなの?(よくあるケース)

    アルバイトを辞めた場合

    アルバイトは雇用保険に入っていないケースも多く、その場合は失業給付が出ません。こういうときこそこの制度の出番です。ハローワークに行って「求職者支援制度を使いたい」と伝えてください。ポイントは収入がゼロまたは少ない間に動くこと。月収が8万円を超えると給付金の対象外になります。

    フリーランス・自営業をやめた場合

    廃業・廃止の場合も利用できます。ただし、廃業直後でも収入が残っていたり、資産が多い場合は給付金の対象外になることがあります。まずハローワークで相談しましょう。

    訓練中にアルバイトをしてもいい?

    訓練中のアルバイトは一概に禁止ではありませんが、月収が8万円を超えるとその月の給付金がもらえなくなります。出席率も下がりやすくなるので、訓練に集中することを優先するのが基本です。

    給付金をもらえなくても訓練だけ受けられる?

    受けられます。収入や資産の条件を満たさなくても、訓練の受講自体は原則無料です。スキルアップが目的なら、給付金なしで受講するという選択肢もあります。

    あわせて読みたい 教育訓練給付ってなに?在職中でも使える学び直しの補助 教育訓練給付ってなに?在職中でも使える学び直しの補助 雇用保険に入っている人向けの、スクール・通信講座の費用補助制度をわかりやすく解説。

    「失業給付」「教育訓練給付」とはどう違うの?

    名前が似ていてまぎらわしい制度がいくつかあります。整理するとこういう関係です。

    離職後・再就職・学び直しに関係する制度(主なもの) 条件が合えば複数を組み合わせて使えます 失業給付(雇用保険の基本手当) 退職後の生活費を一定期間補助する給付 → 雇用保険に入っていた人が対象 ← このページ 求職者支援制度 → 無料訓練+月10万円 失業給付が出ない人向けのセーフティネット 公共職業訓練(ハロートレーニング) 失業給付を受けながら無料で訓練を受けられる → 雇用保険受給中の人が主な対象 教育訓練給付 スクール・通信講座の受講費用の一部を補助 → 在職者・一定の雇用保険加入歴がある人向け

    就職・学び直しまわりの主な制度マップ

    自分がどれを使えるかは、「今、雇用保険に入っているか・入っていたか」で大きく変わります。わからない場合は、ハローワークの窓口で「自分はどの制度が使えますか?」とまとめて聞くのがいちばん早いです。

    あわせて読みたい 教育訓練給付ってなに? 種類と金額の違いをわかりやすく 教育訓練給付ってなに? 種類と金額の違いをわかりやすく 一般・特定一般・専門実践の3種類の違いと、もらえる金額をざっくり解説。

    みんなが気になる Q&A

    Q. 失業給付をもらっている途中でも使えますか?

    A.基本的には別の流れになります。雇用保険の基本手当(失業給付)を受給中の人は、まず「公共職業訓練」を受けながら基本手当をもらい続ける、という流れが一般的です。求職者支援制度の給付金(月10万円)との併給はできません。自分の状況に合った使い方を、ハローワークで確認してみてください。

    Q. 少しアルバイトをしながらでも月10万円もらえますか?

    A.月収が8万円以下に収まれば、給付金を受け取りながらアルバイトをすることは可能です。ただし8万円を超えるとその月の給付金が止まります。仕送りや年金なども収入に含まれる場合があるため、詳細はハローワークで確認してください。

    Q. 欠席してしまったらどうなりますか?

    A.欠席が多くなると、その月の給付金が支給されないことがあります。やむを得ない理由がある場合でも、出席率8割以上が目安とされています。体調不良などで欠席する場合は、早めに訓練校とハローワークに連絡することが大切です。

    Q. 訓練が終わったあとも給付金はもらえますか?

    A.給付金は訓練受講中が対象です。訓練修了後は基本的に支給されません。修了後は、ハローワークによる求人紹介・面接対策などの就職支援を受けながら就職活動を進めます。

    Q. オンラインで受けられるコースはありますか?

    A.分野や地域によっては、オンライン対応のコースもあります。ただし出席の扱いや就職相談のルールはコースごとに異なるため、募集案内とハローワークの説明で必ず確認してください。

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    「訓練を受けた後、どんな仕事に就けるの?本当に就職できる?」

    どんな職種を目指すか、どの求人を狙うかによって、受けるべき訓練も変わります。ハローワークだけでなく、民間のキャリアアドバイザーに相談すると、市場感に基づいた具体的なアドバイスが得られることも多いです。

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    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事はわかりやすさを優先して、細かいルールを省略している部分があります。最終的に正確な情報は、以下の公式サイトや、お近くのハローワークの窓口で確認してください。

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、あなたが利用するハローワークや訓練校の案内が基準になります。

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    失業・再就職まわりで関係しやすい制度をまとめました。

  • 再就職手当って何?いくらもらえるの?どうやって申請するの?

    再就職手当って何?いくらもらえるの?どうやって申請するの?

    再就職手当って何?いくらもらえるの?どうやって申請するの?
    最終更新日:2026.01.13
    ざっくり言うと

    失業中にハローワークで手続きをしていると、「思ったより早く仕事が決まった!」ということがありますよね。
    そういうとき、早めに就職するほどまとまったお金がもらえるしくみがあります。
    これが「再就職手当(さいしゅうしょくてあて)」です。失業給付の残り日数をもとに計算して、一時金として受け取れます。

    • いくら?残り日数×日額×60〜70%
    • 誰が?雇用保険の手続きをして早く就職した人
    • いつまでに?就職の翌日から1か月以内に申請
    • 給料が下がったら?「定着手当」で差額の一部を追加でもらえる
    • 残り日数が少なければ?就職困難者は別の「常用就職支度手当」がある
    • 自動でもらえる?もらえない。自分で申請が必要

    注意:給付の可否や金額は、離職理由・紹介経路・雇用形態などで変わります。「失業中に受け取る基本手当(いわゆる失業給付)」とは別の制度です。両方もらえることはできません(どちらか一方)。

    あわせて読みたい サムネイル 失業給付(基本手当)ってなに?いくらもらえるの? ハローワークで手続きをするとどうなるのか、金額の計算方法や受け取り方をわかりやすく解説します。

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    そもそも、なんで早く就職するとお金がもらえるの?

    ハローワークで手続きをすると、「基本手当(失業給付)」として毎月まとまった金額を受け取れますよね。

    でも、失業中ずっとお金をもらえる状態だと、「もう少し待って条件のいい仕事を探そうかな」となりがちです。その一方で、早めに就職するほど残りの失業給付をもらい切れないままになります。

    「早く働き始めたのに損をするのはおかしい」ということで、残り日数の一部をまとめてボーナスとして渡すしくみが作られました。それが再就職手当です。

    失業中(ハローワークで手続き中) 基本手当を毎回の認定日ごとに受け取る 早めに就職 ゆっくり就職 残り日数が多い → 再就職手当が多い 給付率70% 残り日数が少ない → 再就職手当が少ない 給付率60% 早く就職するほど、もらえる金額が増える!

    就職のタイミングと再就職手当の関係

    つまり、「早く就職したら残りの失業給付がもったいない…」と思わなくてOKです。残り日数が多いほど一時金が増えるしくみなので、早く動いた方が得になることがほとんどです。

    いくらもらえるの? 計算方法は?

    計算式はシンプルで、次の3つをかけ算するだけです。

    再就職手当額 = 基本手当日額 × 支給残日数 × 給付率(60%または70%)

    給付率はどっちになるの?

    就職したときに残っている日数で決まります。

    • 所定給付日数の3分の2以上残っている → 給付率70%
    • 所定給付日数の3分の1以上〜3分の2未満残っている → 給付率60%

    たとえば所定給付日数が120日の人なら、80日以上残っているときに就職すれば70%、40〜79日なら60%です。

    計算のイメージ(例)

    例1:給付率70%のケース
    基本手当日額 6,000円・所定給付日数120日・残り80日(3分の2以上)の場合
    6,000円 × 80日 × 70% = 336,000円
    例2:給付率60%のケース
    基本手当日額 6,000円・所定給付日数120日・残り50日(3分の1以上3分の2未満)の場合
    6,000円 × 50日 × 60% = 180,000円

    基本手当日額の上限(2025年8月〜)

    離職時の年齢基本手当日額の上限
    29歳以下7,255円
    30〜44歳8,055円
    45〜59歳8,870円
    60〜64歳7,623円

    下限は一律2,411円です。自分の日額は、雇用保険受給資格者証に記載されています。

    「自分がいくらもらえるか」は、受給資格者証に書いてある「基本手当日額」と「所定給付日数」を確認すればすぐ計算できます。就職日の前日までの残り日数で金額が決まるので、就職する前に一度計算してみると損得がわかります。

    まとまった一時金が入るタイミングで、産休・育休前の家計見直しをしておくのも一つの方法です。マネーフォワード MEなら銀行・カードを一括で管理できます(無料)。

    誰がもらえるの? 条件を確認しよう

    条件は複数ありますが、普通に転職活動をして就職した人なら、ほとんどの場合クリアできます。主なポイントを順番に確認しましょう。

    1
    ハローワークで受給手続きを済ませている 雇用保険の受給資格が決定されていること。さらに、受給資格決定後の7日間の待期期間が終わった後に就職していることが必要です。
    2
    残り日数が所定給付日数の3分の1以上ある 就職日の前日時点で、基本手当の残り日数が所定給付日数の3分の1以上残っている必要があります。
    3
    1年以上続けて働ける見込みの仕事に就職した 「1年以上継続して雇用される見込みがある」仕事であること。原則として、新しい勤務先で雇用保険の被保険者になっていることも条件です。
    4
    以前の勤務先や関連会社に戻る形ではない 辞めた直前の会社に再就職した場合は対象外です。資本関係・人事交流などで実質的に同じグループとみなされる会社も対象外になることがあります。

    自己都合退職で給付制限中のとき、追加の条件はある?

    自己都合退職などで給付制限がある場合、待期満了後1か月以内に就職するときは、ハローワークや認可を受けた職業紹介事業者の紹介による就職であることが必要です。1か月を過ぎた場合は紹介要件がなくなります。

    逆にもらえないのはどんなとき?

    • 過去3年以内に再就職手当または常用就職支度手当を受け取ったことがある
    • 受給資格の決定(求職申込み)の前から内定が決まっていた職場に就職した
    • 残り日数が所定給付日数の3分の1未満しかない(この場合は「常用就職支度手当」の対象になる可能性があります)

    「転職エージェント経由で内定が出た」「知人からの紹介」など、就職の経路がグレーな場合は、就職前にハローワークに確認しておくのが安全です。申請してから対象外と言われてしまうと手遅れになることがあります。

    申請ってどこに何をすればいいの?

    申請は自動ではありません。条件を満たしていても、自分で書類を用意してハローワークに提出する必要があります。

    再就職手当の申請(就職後1か月以内)

    1
    就職が決まったらすぐハローワークに連絡する 就職日の前日までに「就職日の届出」をする必要があります。
    2
    書類をそろえる 必要なのは、「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」「再就職先が作成する雇用証明書」などです。就職先に証明書の記入をお願いしましょう。
    3
    就職の翌日から1か月以内に申請する 申請先は、失業給付の手続きをしていたハローワークです。1か月を過ぎると原則として受け付けてもらえません。

    申請期限は意外と短いです。就職が決まったら書類の準備をすぐ始めて、1か月以内に必ず提出しましょう。カレンダーにメモしておくと安心です。

    あわせて読みたい サムネイル ハローワークの手続きって何をするの?失業給付の全体像 離職票の提出から受給資格の決定、認定日の流れまで、ハローワークでやることを順番に解説。

    就業促進定着手当の申請(就職後6か月経ってから)

    再就職先での給料が以前より下がった場合は、さらに「就業促進定着手当(ていちゃくてあて)」という追加の給付を受け取れることがあります。こちらは再就職から6か月が経過した翌日から2か月以内に申請します。

    必要書類は「就業促進定着手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」「6か月分の出勤簿と給与明細の写し」などです。

    再就職手当を申請して終わり、ではなく、6か月後にも手続きが必要な可能性があるということを覚えておきましょう。給料が下がった場合は申請忘れに注意です。

    再就職したら給料が下がった…補填してもらえるの?

    再就職手当を受け取ったあと、再就職先で6か月以上働いて、その間の給料が離職前より下がっていた場合に、差額の一部を補填してもらえます。これが就業促進定着手当(しゅうぎょうそくしんていちゃくてあて)です。

    いくらもらえるの?

    支給額 = (離職前の賃金日額 − 再就職後6か月間の賃金日額) × 6か月間の支払基礎日数
    ※ ただし上限あり

    ただし上限があって、「基本手当日額 × 支給残日数 × 20%」が上限になります(2025年4月以降に就職した場合)。

    例:離職前の賃金日額8,000円・再就職後が7,000円・6か月の支払基礎日数180日・基本手当日額6,000円・残日数80日の場合
    差額 × 180日 = 180,000円が理論上の補填額。
    上限は 6,000円 × 80日 × 20% = 96,000円 → 実際の受け取り額は 96,000円

    「給料が少し下がるけど、将来性のある会社に転職した」という場合に、この手当がセーフティネットになります。再就職手当とセットで活用できる制度です。忘れずに申請しましょう。

    残り日数が少なくても、もらえる手当はある?

    「残り日数が少ないから再就職手当の対象にならない…」という人向けに、常用就職支度手当(じょうようしゅうしょくしたくてあて)という別の給付があります。

    対象になるのは、障害のある方・45歳以上の高年齢者など、就職するのが特に難しいとされる人(就職困難者)が、失業給付の残り日数が所定給付日数の3分の1未満の段階で安定した仕事に就いた場合です。

    いくらもらえるの?

    常用就職支度手当額 = A × 40% × 基本手当日額
    A = 原則90(残日数が90日未満なら残日数。45日未満なら45とみなす)
    例:残り20日・基本手当日額5,000円の場合
    残り20日 < 45日 なので A = 45 とみなす
    5,000円 × 45 × 40% = 90,000円

    「残日数が少ないから何ももらえない」と思い込まないでください。就職困難者の条件に当てはまる場合は、ハローワークに確認してみましょう。セーフティネットとしての役割がある手当です。

    「失業給付」とはどう違うの?整理してみると

    「基本手当(失業給付)」と「再就職手当・就業促進手当」はどちらも雇用保険から出ますが、目的とタイミングがまったく違います

    基本手当(失業給付) 失業中の生活を支えるお金 認定日ごとに分割して受け取る 就職すると… 再就職手当 早く就職した分の残り日数を一時金で受け取る 就職後に申請・一度きり 6か月後に… 就業促進定着手当 給料が下がった差額の一部を補填 再就職手当を受けた人が対象

    失業給付 → 再就職手当 → 定着手当の流れ

    実務上は、まず再就職手当の対象になるかを確認。給料が下がりそうなら定着手当もセットで計画する。残り日数が少なくて就職困難者なら常用就職支度手当を確認する、という順で考えると整理しやすいです。

    口座・資金管理

    再就職手当が振り込まれたら、まず何をすればいい?

    まとまった一時金が入るタイミングは、緊急資金の確保や将来の貯蓄計画を立て直すチャンスです。高金利のネット銀行口座を開設して、生活費とは分けて管理しましょう。

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    2025年から変わったこと、ある?

    2025年に入って、この制度まわりでいくつか重要な変更がありました。

    就業手当が廃止された(2025年4月〜)

    以前は、パートや短時間の仕事に就いた場合に「就業手当」という給付がありましたが、2025年3月31日で廃止されました。今後は再就職手当・定着手当・常用就職支度手当が中心になります。

    定着手当の上限が引き下げられた(2025年4月〜)

    2025年4月1日以降に再就職手当の支給を受けた人からは、就業促進定着手当の上限が一律20%に変更されました(以前は給付率70%の場合40%、60%の場合30%でした)。

    基本手当日額の上限が改定された(2025年8月〜)

    賃金水準の見直しに伴い、各年齢区分の上限額が変更されています。上の金額表(29歳以下7,255円〜など)はこの最新の数字です。毎年8月に見直されるため、実際の申請時は最新情報を確認しましょう。

    上限額・下限額は今後も毎年8月に見直されます。最新年度の厚生労働省リーフレットと、受給資格者証に記載された額を必ず確認してください。

    みんなが気になるQ&A

    Qお金はいつ振り込まれるの?

    A申請から通常1〜2か月程度で振り込まれます。就職の翌日から1か月以内に申請し、ハローワークの審査後に支給されます。書類に不備があると遅くなることがあるので、提出前に確認しましょう。

    Q転職エージェント経由で就職したら対象になる?

    A給付制限がある場合(自己都合退職など)、待期満了後1か月以内の就職は「ハローワークまたは厚労大臣許可の職業紹介事業者の紹介による就職」が条件です。大手の登録型転職エージェントは許可事業者であることが多いですが、就職前に必ずハローワークで確認してください。

    Q再就職してすぐ辞めたら返さないといけないの?

    A不正受給でなければ全額返還とはなりません。ただし「1年以上継続する見込みの仕事」が前提なので、早期に離職する可能性が高い場合は申請前にハローワークに相談しましょう。再就職後に離職した場合、前倒しで受け取った分を除いた残り日数で基本手当を再び受けられることがあります。

    Q申請するの忘れてた…もう遅い?

    A残念ながら、原則として就職翌日から1か月を過ぎると申請できません。ただし、病気や天災などやむを得ない事情があった場合は例外が認められることもあるため、まずはハローワークに相談してみてください。

    Q起業(独立・フリーランス)でも対象になる?

    A要件を満たせば対象になります。ただし「事業の開始」については就職とは扱いが異なる部分があるため、開業の前にハローワークで確認することを強くおすすめします。動いてから後悔しないよう事前相談が大切です。

    Q再就職手当と常用就職支度手当は両方もらえる?

    A同じ就職について両方を受け取ることはできません。残り日数が所定給付日数の3分の1以上あれば再就職手当、3分の1未満で就職困難者なら常用就職支度手当、という形でどちらか一方が対象になります。

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