投稿者: 制度ナビ編集部

  • iDeCoってなに? 節税しながら老後資金を積み立てる制度のしくみ

    iDeCoってなに? 節税しながら老後資金を積み立てる制度のしくみ

    iDeCoってなに? 節税しながら老後資金を積み立てる制度のしくみ(2025年版)
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    老後のお金って、公的年金だけで足りるか心配ですよね。
    そこで「自分で毎月積み立てながら、その分の税金を減らせる」制度があります。
    これが iDeCo(個人型確定拠出年金) と呼ばれるものです。

    • 節税は?掛金が全額所得控除(年末調整でOK)
    • いくら積める?月5,000円〜(上限は区分で変わる)
    • 運用は?運用益が非課税で再投資できる
    • 引き出しは?原則60歳まで不可(老後資金専用)
    • 誰が使える?原則20〜65歳の公的年金加入者
    • NISAとの違い?iDeCoは節税に強い・引き出し制限あり

    注意:短期で使う予定のお金や生活防衛資金は、iDeCoに入れてはいけません(原則60歳まで引き出せないため)。

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    「iDeCoを始めたいけど、自分にどれくらい節税効果があるの?」

    節税額は年収・税率・掛金額で人によって全然違います。NISA との使い分けや、転職後の手続きも含めて、FP(ファイナンシャルプランナー)に無料で相談できるサービスがあります。

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    そもそも、なぜiDeCoって制度があるの?

    公的年金(国民年金・厚生年金)は老後の大きな柱ですよね。でも「年金だけで生活できるか不安」という声は多いです。

    そこで国が用意したのが、「自分で老後資金を積み立てながら、税金も減らせる」しくみです。

    ふつう、投資信託で運用すると利益に約20%の税金がかかります。でも iDeCo の口座内では、掛金を積み立てるとき・運用しているとき・受け取るときのそれぞれに税制優遇が使えます。

    ふつうの投資 vs iDeCo ふつうの投資 積み立て時 税引き後のお金で 運用中 利益に約20%課税 受け取り時 通常課税 節税メリットなし iDeCo 積み立て時 全額 所得控除 ✓ 運用中 運用益が 非課税 ✓ 受け取り時 各種控除が使える ✓ 3段階すべてで優遇!

    ふつうの投資との税制の違い

    要するに、「老後のためのお金を積み立てる=税金が減る」というしくみです。積み立てながら節税もできるので、どうせ老後資金を準備するなら iDeCo を使わない手はない、という考え方ができます。

    3つの税制優遇って、具体的に何がお得なの?

    iDeCo の税制優遇は「拠出・運用・受取」の3段階すべてにあります。順番に見ていきましょう。

    ① 積み立てるとき:掛金が全額所得控除になる

    毎月積み立てた掛金は、年末調整(または確定申告)で所得から丸ごと差し引けます。

    税率が高いほど節税額が大きくなります。たとえば月2万円(年24万円)積み立てたとすると、所得税10%+住民税10%の人なら、年間約4.8万円の節税になります。

    節税額のかんたん計算:年間掛金 ×(所得税率+住民税率)が目安です。
    例:月2万円(年24万円)×(10%+10%)≒ 約4.8万円/年 の節税

    ② 運用しているとき:利益に税金がかからない

    ふつうの証券口座だと、投資信託の利益に約20%の税金がかかります。iDeCo の口座では、その利益をそのまま再投資できます。

    長期になるほど複利の差が出やすく、低コストの商品を選ぶほど効果が積み上がります。

    ③ 受け取るとき:各種控除が使える

    60歳以降に受け取るときも、次のいずれかの控除が使えます。

    • 一時金で受け取る場合:退職所得として計算し、退職所得控除が使える
    • 年金形式で受け取る場合:公的年金等控除の対象になる
    • 両方を組み合わせることも可能

    どれで受け取るのが有利かは、退職金の有無・他の年金収入の金額・受け取る時期によって変わります。受取直前に一度シミュレーションするのが安全です。退職前に税理士やFPに相談するのも選択肢のひとつです。

    iDeCo口座比較

    「節税できるのはわかった。どこで口座を開くのがいいの?」

    iDeCo はどこで口座を開いても税制優遇は同じです。でも「口座管理手数料」と「投資信託のラインナップ」は金融機関によって差があります。長期になるほど差が効くので、最初の口座選びが重要です。

    • 口座管理手数料0円の金融機関あり
    • 低コストのインデックスファンドが充実した機関を選ぼう
    • 比較サイトで手数料・商品数を一覧で確認できる
    iDeCo口座を無料で比較する

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    自分はいくらまで積み立てられるの?区分ってなに?

    iDeCo の掛金上限は「どんな働き方をしているか」と「勤務先の企業年金の有無」によって変わります。まず自分の区分を確認しましょう。

    区分別 iDeCo 掛金上限(月額) 自営業・フリーランス(第1号) iDeCo+国民年金基金等の合算枠 月6.8万円 会社員・企業年金なし(第2号) 最もシンプルなケース 月2.3万円 会社員・企業型DC/DBあり・公務員(第2号) 他制度との合算で月5.5万円以内 最大2.0万円 専業主婦(夫)など(第3号) 本人の課税所得がある場合に節税効果あり 月2.3万円

    区分別の掛金上限(2024年12月改正後)

    企業年金ありの会社員は要確認

    勤務先に企業型DC(確定拠出型)やDB(確定給付型)がある場合、iDeCo の上限が会社の掛金額によって変わります。まず「自分の会社に企業年金があるか」を人事・総務に確認するのが第一歩です。

    自分の区分がわからないときはこう確認しましょう。
    会社員で企業年金なし → 月2.3万円が上限。シンプルです。
    企業年金の種類が不明 → 会社の人事・総務に「企業型DCかDBかどちらがあるか」と聞くだけでOK。
    自営業・フリーランス → 月6.8万円(国民年金基金等との合算枠)。

    掛金の最低額・変更ルール:最低は月5,000円から、1,000円単位で設定できます。変更は年1回まで(運営管理機関への届出が必要)。収入が減ったときは0円にして「運用指図者」になる選択肢もあります。

    60歳まで引き出せないって本当?注意点は?

    はい、本当です。iDeCo は老後資金を目的とした制度なので、原則60歳になるまでお金を引き出すことができません。

    これが iDeCo 最大の注意点です。次のようなお金は絶対に入れないでください。

    • 近い将来使う予定のあるお金(車の購入・結婚式・旅行など)
    • 万が一のときのための生活防衛資金(生活費3〜6か月分程度)
    • 子どもの教育費として積み立てているお金

    「60歳になれば必ず引き出せる」わけでもありません。加入期間が10年未満だと60歳では受け取れず、段階的に受給開始可能年齢が遅くなります(最遅75歳から)。

    iDeCo は「絶対に老後まで使わないお金」だけを入れる器だと考えてください。NISAはいつでも引き出せるので、短中期の資金はNISAで、老後専用の節税積立はiDeCoで、という使い分けがよくある方法です。

    どうやって始めるの?口座はどこで開く?

    iDeCo の口座は、証券会社や銀行などの「運営管理機関」で開きます。手続きはほとんどオンラインで完結します(2024年12月から、会社員の加入時の「事業主証明書」が原則不要になりました)。

    始めるまでの流れ

    1
    自分の区分と掛金上限を確認する 企業年金の有無を確認。会社員は人事・総務に聞くのが早い。
    2
    口座を開く金融機関を選ぶ 「口座管理手数料が0円か」「低コストの投資信託が揃っているか」を比較する。
    3
    毎月の掛金額を決める 月5,000円〜上限の範囲で、無理なく続けられる金額にする。
    4
    投資する商品を選ぶ リスク許容度に応じて配分を決める。「低コストのインデックスファンド」から選ぶのがシンプル。
    5
    申込み・口座開設完了 本人確認書類・基礎年金番号が必要。審査完了後に運用開始。

    口座選びで差がつくポイント

    iDeCo の税制優遇はどこで口座を開いても同じです。でも次の2点は金融機関によって違います。長期になるほどこの差が効いてきます。

    • 口座管理手数料:0円のところと、月数百円かかるところがある
    • 商品ラインナップ:低コストのインデックスファンドが揃っているかどうか

    商品が決めきれないときは「国内外の株式に分散したインデックスファンドで信託報酬が低いもの」を選んでおけばまず問題ありません。後から配分を変えること(スイッチング)もできます。

    転職・退職したら、iDeCoの手続きはどうなるの?

    転職や退職のタイミングで区分が変わると、手続きが必要になります。放置するとお金が「自動移換」になり、運用が止まって手数料だけかかる状態になることがあります。

    よくあるパターン

    • 企業型DCがある会社 → 企業型DCがある会社に転職:原則、転職先の企業型DCに移換手続きをする
    • 企業型DCがある会社 → 企業型DCがない会社に転職:iDeCo に移換するケースが多い
    • 退職してしばらく働かない:国民年金区分が第2号→第1号に変わるため、上限・手続きを再確認する

    自動移換を避けるために:退職・転職のタイミングで「確定拠出年金の移換手続き」を早めに確認しましょう。会社の人事担当と、利用している金融機関の両方に必要書類と期限を確認するのが確実です。

    60歳になったら、どうやって受け取るの?税金はかかるの?

    iDeCo の老齢給付金は、60〜75歳の間で受給開始時期を選べます(加入期間が10年以上が条件)。受け取り方は「年金形式」「一時金」「組み合わせ」の3つです。

    年金形式で受け取る場合

    雑所得として計算され、公的年金等控除が使えます。老齢年金など他の年金収入と合算して考える必要があります。

    一時金で受け取る場合

    退職所得として計算され、退職所得控除が使えます。ただし、退職金と時期が重なると控除の使い方に影響が出ることがあります。退職前後で一度シミュレーションするのが安全です。

    どちらが有利かは個人差が大きいです。おおざっぱな目安としては、
    退職金が大きい人→ iDeCo は年金で分散して受け取る方が有利になりやすい
    年金収入が多い人→ iDeCo は一時金で受け取る方が有利になりやすい
    受け取り直前に税理士やFPに相談するのが最も確実です。

    NISAとiDeCoって何が違うの?どっちを使えばいい?

    よく「iDeCoとNISA、どっちがいいですか?」という質問がありますが、これは「目的が違う制度」なので基本的に両方使うのがおすすめです。

    iDeCo と NISA のざっくり比較 iDeCo NISA(つみたて投資枠) 節税 掛金が所得控除◎ 所得控除なし 引き出し 60歳まで原則不可 いつでも可 向いている用途 老後資金(節税優先) 中長期の資産形成全般 運用益 非課税 非課税 両方使うのが基本!目的で使い分ける

    iDeCo と NISA の違い(ざっくり)

    「60歳まで絶対使わない老後資金」→ iDeCo で節税しながら積む
    「途中で使う可能性がある資金」→ NISA でいつでも引き出せるように積む
    この使い分けが基本です。両方使えますし、むしろ両方使うのがベストな人が多いです。

    NISAと iDeCo を同時に使いたい場合、同じ証券会社でまとめて管理できると便利です。ネット証券の口座比較サービスで、手数料・商品数を一覧確認できます(無料)。

    みんなが気になる Q&A

    積み立て(拠出)を止めることはできます。掛金を0円にして「運用指図者」になれば、それ以上の積み立ては発生しません。ただし、口座維持手数料はかかり続けます。口座自体は老後まで維持し続ける必要があります(解約して現金化はできません)。

    個人払込(給与天引き以外)の場合、年末調整で「小規模企業共済等掛金控除証明書」を使って控除できます。確定申告は不要です。給与天引きの場合は何もしなくても自動的に控除されます。

    所得控除は「本人の課税所得」に対して効くものです。自分に課税所得がない(税金を払っていない)場合、掛金を積み立てても節税効果はほぼありません。ただし「運用益が非課税」の恩恵は受けられます。節税目的が薄い場合は、NISA との比較が重要になります。

    必要になることがほとんどです。転職先に企業型DCがある場合は移換手続きが必要です。手続きをしないと「自動移換」になり、運用が止まって手数料だけかかる状態になります。転職が決まったら早めに確認しましょう。

    迷ったら「信託報酬が低い(年率0.1〜0.2%程度)の全世界株式インデックスファンド」を1本選ぶのがシンプルです。後から変更・配分変更(スイッチング)もできるので、まず始めてみることが大事です。

    投資信託を選んだ場合は元本割れのリスクがあります。定期預金など元本確保型の商品も選べますが、利回りは低くなります。20〜30年の長期運用であれば、リスク商品でも時間分散の効果が働きやすいといわれています。

    一時金で受け取れば退職所得控除、年金で受け取れば公的年金等控除が使えます。どちらが有利かは退職金の有無・他の年金収入次第で異なります。受け取りの5〜10年前から、税理士やFPに試算してもらうのがおすすめです。

    まず何から始めればいいの?

    iDeCo は始めるまでの一歩が一番大事です。次の順で動くと迷いません。

    ① 自分の区分と掛金上限を確認する

    会社員の場合は「勤務先に企業型DCやDBがあるか」を人事・総務に確認。自営業なら月6.8万円が上限です。

    まずここからスタート。5分でわかります。

    ② 口座を開く金融機関を選ぶ

    「口座管理手数料0円」+「低コストのインデックスファンドが揃っている」ところを探しましょう。比較サイトで一覧確認できます。

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    ③ 節税額が気になる・受け取り方を相談したい

    自分の税率・退職金の状況によって節税額や受取戦略は変わります。FPへの無料相談を活用するのも手です。

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    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事はわかりやすさを優先して、細かいルールを省略している部分があります。最終的に正確な情報は、以下の公式サイトや、あなたが加入している年金・金融機関の窓口で確認してください。

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、あなたが加入している金融機関や年金基金の案内が基準になります。

    あわせて読みたい

    iDeCoと一緒に検討されやすい制度・選択肢です。老後資金まわりをまとめて確認できます。

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  • 年金に税金ってかかるの?公的年金等控除の金額と計算方法

    年金に税金ってかかるの?公的年金等控除の金額と計算方法

    年金に税金ってかかるの?公的年金等控除の金額と計算方法(2025年版)
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    年金をもらいはじめると、「税金ってかかるの?」と気になりますよね。
    結論から言うと、年金にも所得税はかかります
    ただし、いきなり全額に課税されるわけではなく、まず「公的年金等控除」という金額を引いてから計算します。
    この控除が大きいおかげで、年金だけなら税金がかからない人も多いんです。

    • 何が引ける?年金収入から控除額を差し引ける
    • 65歳以上は?年金収入330万円以下なら110万円控除
    • 65歳未満は?年金収入130万円以下なら60万円控除
    • 確定申告は?年金400万円以下+他所得20万円以下なら不要
    • 2025年の変更源泉徴収の計算方法が変わった
    • 注意点申告不要でも「還付」目的で申告できる

    注意:「公的年金等控除」は税金を0にするものではありません。控除を引いた後の金額に、さらに基礎控除などを差し引いてから課税されます。両方理解すると計算がスッキリします。

    あわせて読みたい サムネイル 基礎控除って何?所得控除の全体像をわかりやすく 年金控除と組み合わさる「所得控除」の全体像。課税所得の計算の流れをやさしく解説。

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    そもそも、なんで年金に税金がかかるの?

    お給料に税金がかかるように、年金も「収入」なので所得税の対象になります。

    でも、給料をもらっているサラリーマンと同じように課税されたら不公平ですよね。働いていれば仕事のためのスーツ代や交通費などがかかりますが、年金受給者にも「生活を維持するためのコスト」があるはずです。

    そこで、年金収入には「公的年金等控除」という特別な控除が用意されています。この金額を差し引いた残りが「雑所得」として課税されるしくみです。

    年金収入(支払額の合計) 源泉徴収票の「支払金額」 公的年金等控除額 年齢と年金収入の金額で決まる = 雑所得(年金の所得) ここから基礎控除などを引いて税金計算

    年金の税金計算の基本的な流れ

    つまり、「年金収入 − 公的年金等控除 = 雑所得」という式が基本です。
    この雑所得がゼロ以下なら、年金分の所得税はかかりません。
    65歳以上で年金が110万円以下なら、控除が全額カバーするので雑所得は0円になります。

    どんな年金が対象なの?

    「公的年金等控除」の対象になるのは、次のような年金です。

    • 国民年金・厚生年金(老齢年金)
    • 共済組合の年金
    • 過去の勤め先から受け取る企業年金(確定給付企業年金など)
    • 外国の社会保障制度に基づく年金

    一方で、次のものは対象外です。同じ「年金」という名前でも扱いが変わります。

    • 生命保険の個人年金(個人年金保険など) → 別の計算方法になります
    • 互助年金など

    「自分の年金は対象?」と迷ったら、日本年金機構や企業年金から届く源泉徴収票を見てください。そこに「公的年金等の源泉徴収票」と書かれていれば対象です。個人年金保険は保険会社から届く書類が別途あります。

    控除額っていくら?早見表で確認しよう

    控除額は、①年齢(65歳以上か未満か)、②年金収入の合計、③年金以外の所得の大きさで決まります。

    「年金以外の所得」というのは、給与・不動産・株の売買などから得た所得の合計です。ほとんどの年金受給者は1,000万円以下のゾーンに入ります。

    65歳以上の控除額

    年金収入(A) 年金以外の所得が
    1,000万円以下
    1,000万円超
    2,000万円以下
    2,000万円超
    330万円以下110万円100万円90万円
    330万円超〜410万円以下A×25%+27万5千円A×25%+17万5千円A×25%+7万5千円
    410万円超〜770万円以下A×15%+68万5千円A×15%+58万5千円A×15%+48万5千円
    770万円超〜1,000万円以下A×5%+145万5千円A×5%+135万5千円A×5%+125万5千円
    1,000万円超195万5千円185万5千円175万5千円

    65歳未満の控除額

    年金収入(A) 年金以外の所得が
    1,000万円以下
    1,000万円超
    2,000万円以下
    2,000万円超
    130万円以下60万円50万円40万円
    130万円超〜410万円以下A×25%+27万5千円A×25%+17万5千円A×25%+7万5千円
    410万円超〜770万円以下A×15%+68万5千円A×15%+58万5千円A×15%+48万5千円
    770万円超〜1,000万円以下A×5%+145万5千円A×5%+135万5千円A×5%+125万5千円
    1,000万円超195万5千円185万5千円175万5千円

    よくある誤解を3つ整理しておきます。
    ① 「65歳以上なら控除は常に110万円」ではありません。年金が多いほど計算式が変わります
    ② 「源泉徴収されない=税金ゼロ」ではありません。確定申告で精算が必要なこともあります。
    ③ 年金以外の所得が1,000万円を超えると、控除が10〜20万円削られます

    自分の控除額、どうやって計算するの?

    3つのステップで計算できます。難しくないので順番に確認してみてください。

    1
    年金収入の合計を出す

    その年に受け取った公的年金等の「支払金額」をすべて足します。複数の年金(国民年金+厚生年金+企業年金など)がある場合は合算します。

    2
    12月31日時点の年齢を確認する

    65歳以上か未満かで早見表が変わります。1月1日生まれの方は「誕生日の前日に1歳加算」されるため、実年齢より1日ズレることがあります。

    3
    早見表に当てはめて「雑所得」を出す

    収入Aから控除額を引いた残りが年金の雑所得です。
    雑所得 = 年金収入(A) − 控除額

    計算例:65歳以上、年金200万円、他の所得なし

    • 年金収入A = 200万円(330万円以下のゾーン)
    • 控除額 = 110万円
    • 雑所得 = 200万円 − 110万円 = 90万円

    計算例:65歳未満、年金150万円、他の所得なし

    • 年金収入A = 150万円(130万円超〜410万円以下のゾーン)
    • 控除額 = 150万円 × 25% + 27.5万円 = 65万円
    • 雑所得 = 150万円 − 65万円 = 85万円

    計算例:65歳以上、年金320万円、他の所得が1,200万円

    • 年金収入A = 320万円(330万円以下のゾーン)
    • 他の所得が1,000万円超2,000万円以下 → 控除は100万円(10万円削られる)
    • 雑所得 = 320万円 − 100万円 = 220万円
    ここで求めた雑所得に、給与や不動産などの他の所得を足した合計から、基礎控除・社会保険料控除・医療費控除などを引いて最終的な所得税が計算されます。計算に不安があるときは確定申告ツールや税理士への相談が安心です。

    確定申告ツール

    年金受給者でも使いやすい!スマホで完結する確定申告サービス

    源泉徴収票の数字を入れるだけで、還付見込みや申告の要否を自動計算。医療費控除や社会保険料控除も一括で入力できます。

    • スマホ・PC両対応
    • 入力ガイドがわかりやすく、初めての方でも安心
    • e-Tax連携で郵送不要

    ※外部サービスのページへ移動します。利用条件・料金はサービスによって異なります。

    確定申告って必要なの?しなくていいの?

    一定の条件を満たす年金受給者は、所得税の確定申告が不要になる制度があります。

    申告しなくていいのはこういう人

    次の2つを両方満たすと、確定申告が不要になります(確定申告不要制度)。

    • その年の公的年金等の収入が400万円以下
    • 年金以外の所得(給与・不動産など)が20万円以下

    「申告不要」というのは「申告しなくてもOK」という意味であって、「申告してはいけない」ではありません。医療費控除や扶養控除で税金が戻りそうな場合は、申告した方がトクです。

    申告不要でも注意したいこと

    所得税の申告は不要でも、住民税の申告が必要になるケースがあります。特に、医療費控除やふるさと納税などを住民税に反映させたい場合は、自治体の案内を確認してください。

    申告すると税金が戻りやすいパターン

    • 医療費が多かった(高額療養費などを差し引いた自己負担が大きい)
    • 介護保険料・国民健康保険料などの社会保険料控除が大きい
    • 扶養・配偶者控除の申告が漏れている
    • 2025年の源泉徴収見直しで、年末精算後に過払いになっている可能性がある
    迷ったときに最低限確認する書類:年金の源泉徴収票、医療費の領収書・医療費通知、保険料控除証明書(生命保険・地震保険)、扶養・配偶者の収入がわかる書類(源泉徴収票など)

    2025年から何か変わったの?

    2025年(令和7年)の税制改正で、年金から天引きされる源泉徴収の計算方法が変わりました。ただし、「公的年金等控除の金額そのもの」は変わっていません。

    源泉徴収の対象となる年金額の目安が引き上げ

    • 65歳以上:源泉徴収されない年金額の目安が 205万円未満
    • 65歳未満:源泉徴収されない年金額の目安が 155万円未満

    「源泉徴収」とは、年金の振込時にあらかじめ税金を天引きする仕組みのことです(給料から引かれる「源泉所得税」と同じ考え方)。
    今回の改正で天引きされる額が変わりましたが、最終的な税額は確定申告(または年末精算)で精算されます。源泉徴収が増えても減っても、ちゃんと申告すれば過払いは戻ってきます。

    2025年分の精算は12月の年金支払時に行われます。源泉徴収票の数字に変化があっても、医療費控除などがある場合は確定申告で還付を受けられる可能性があります。

    「給与所得控除」「退職所得控除」とはどう違うの?

    どれも「収入から控除額を引いて所得を計算する」という点は同じです。収入の種類によって使う控除が変わります。

    控除の種類 対象の収入 どんな計算をする?
    公的年金等控除 国民年金・厚生年金・企業年金など 年金収入 − 控除額 = 雑所得
    給与所得控除 会社員などの給与 給与収入 − 控除額 = 給与所得
    退職所得控除 退職金 (退職金 − 控除額)× 1/2 = 退職所得(原則)
    必要経費 事業・不動産など 収入 − 実際にかかった経費 = 所得

    「同じ年に給与と年金の両方がある」場合は、給与側に所得金額調整控除が加わることがあります(二重取りを防ぐための調整)。詳しくは国税庁のサイトをご確認ください。

    みんなが気になるQ&A

    Aそうです、65歳以上で年金収入が110万円以下なら雑所得は0円になります。ただし「税金がかかるかどうか」は雑所得に他の所得を合算した金額から、基礎控除(48万円)なども引いて最終判断します。雑所得が0でも他の所得があれば税金がかかることもあります。

    A公的年金等に該当する年金の支払額をすべて合算した金額に対して控除額を1回計算します。それぞれに1回ずつ控除が使えるわけではありません。なお、個人年金保険(生命保険会社のもの)は別計算になります。

    A公的年金等控除が10万円削られます(2,000万円超なら20万円削られます)。雑所得がその分増えるので、税負担が増えやすくなります。

    A一概には言えません。医療費控除や社会保険料控除などで税金が戻ってくる可能性がある場合は、申告した方が得になります。申告不要制度は「義務が免除される」だけで、「申告してはいけない」ではありません。

    A住民税は前年の所得をもとに自治体が計算します。所得税の申告が不要でも、住民税の申告が必要な場合があります。特に医療費控除やふるさと納税を住民税に反映させたい場合は、自治体の窓口や案内を確認してください。

    まとめ:損しないために、まずやること

    年金の税金は、控除・住民税・社会保険料・家族の扶養判定まで絡むため、放置すると「本来戻るはずの税金を取り逃す」ことが起きがちです。

    ステップ1:源泉徴収票で「支払金額」と「源泉徴収税額」を確認する

    年金機構や企業年金から送られてくる源泉徴収票を手元に用意してください。これが計算の出発点です。

    ステップ2:控除額を当てはめて「雑所得」を出す

    年齢と年金収入から、上記の早見表で控除額を確認しましょう。医療費控除や扶養控除など、還付につながる控除もあわせてチェックを。

    ステップ3:迷ったらツールか専門家へ

    年金以外の収入(不動産・株など)がある場合や、申告不要に当てはまるかわからない場合は、確定申告ツールや税理士のスポット相談が確実です。過払いの回収・申告漏れ防止に役立ちます。

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    本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。個別の税務判断・申告可否の最終判断は、国税庁・日本年金機構の最新情報や税理士等の専門家にご確認ください。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

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    年金の税金と一緒に確認されやすいテーマです。

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  • 遺族年金ってなに?もらえる条件と金額をわかりやすく解説

    遺族年金ってなに?もらえる条件と金額をわかりやすく解説

    遺族年金ってなに?もらえる条件と金額をわかりやすく解説
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    家族を亡くしたあと、「これからどうやって生活していこう」と不安になりますよね。
    遺族年金は、そんな残された家族の生活を支えるために、国から毎月お金が出る制度です。
    もらえる金額は、亡くなった人がどんな年金に入っていたか・残された家族の状況によって変わります。

    • いくら?年間80万〜100万円以上(家族構成による)
    • 誰が?生計を支えられていた配偶者・子など
    • 税金は?非課税(所得税・相続税ともかからない)
    • 申請先は?年金事務所 または 市区町村役場
    • 注意自動では支給されない。5年の時効あり

    注意:遺族年金は死亡届と一緒に自動的に支給されません。別途「請求手続き」が必要です。請求が遅れると、時効(5年)で過去分が受け取れなくなることがあります。

    そもそもなんで遺族年金という制度があるの?

    ふだん家族の生活を支えていた人が急に亡くなると、残された家族の収入が一気になくなってしまいますよね。

    でも「そのあとどうやって生活するの?」という問題があります。そこで、国が毎月お金を出して残された家族の生活を守ろうというのが遺族年金のしくみです。

    生命保険の死亡保険金に似ていますが、遺族年金は民間の保険ではなく、年金保険料を払ってきた人全員が対象になる公的なしくみです。

    働いている間 収入があって、家族を養えている 亡くなってしまった 亡くなった後 収入がなくなって、家族の生活が苦しくなる 遺族年金で毎月お金が出る 残された家族の生活を国が支えてくれる

    遺族年金がある理由のイメージ

    つまり、「家族の主な稼ぎ手が亡くなったとき、残された家族の生活が急激に苦しくなる」という状況を防ぐために、国が毎月お金を出す制度です。生命保険のような役割を、公的なしくみとして全員に用意してくれているイメージです。

    遺族基礎年金と遺族厚生年金、何が違うの?

    遺族年金には、じつは2種類あります。亡くなった人がどの年金に入っていたかによって、もらえる種類が変わります。

    会社員・公務員が亡くなった場合

    会社員や公務員は厚生年金に入っているので、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の両方をもらえる可能性があります。

    自営業・フリーランスが亡くなった場合

    国民年金だけに入っていた場合は、「遺族基礎年金」のみが対象になります。しかも、子どもがいない場合はもらえません。これは意外と知られていないので注意が必要です。

    種類 もとになる年金 もらえる遺族
    遺族基礎年金 国民年金 子のある配偶者、または子
    遺族厚生年金 厚生年金(会社員・公務員) 配偶者・子・父母・孫・祖父母(優先順位あり)

    「自営業の夫が亡くなって、子なし」という場合、遺族年金が一円ももらえないケースがあります。これを防ぐために、民間の生命保険に加入しておくことが重要になる場面でもあります。

    誰がもらえるの?条件はあるの?

    条件は大きく2つあります。「亡くなった人の条件」と「残された家族の条件」です。

    亡くなった人の条件(保険料を払っていたか)

    次のどれかに当てはまる必要があります。

    • 国民年金・厚生年金に入っていた期間中に亡くなった
    • 60〜65歳未満で国内在住の元被保険者だった(国民年金の場合)
    • 老齢年金の受給資格(原則10年以上の加入)を満たしていた

    さらに、年金保険料を一定割合以上払っていたことも必要です(加入期間の3分の2以上の納付が基本。直近1年間に未納がなければOKな特例もあります)。

    残された家族の条件(生計を支えられていたか)

    次の2つを両方満たす必要があります。

    1
    生計を同じくしていた 同居が基本ですが、別居でも仕送りをしていたり、健康保険の扶養に入っていれば認められる場合があります。
    2
    前年の収入が850万円未満(所得は655万5千円未満) 共働き夫婦でも、どちらかが850万円未満であれば対象になることがほとんどです。

    「別居だったけど仕送りしていた」「健康保険の扶養に入っていた」という場合でも認められることがあります。境界線上のケースは、年金事務所に直接確認するのがいちばん確実です。内縁(事実婚)の配偶者も、生計維持要件を満たせば対象になる場合があります。

    いくらもらえるの?いつまでもらえるの?

    遺族基礎年金の金額(2025年度)

    基本額+子どもの人数に応じた加算額で決まります。

    もらう人 基本額(年額) 子の加算(年額)
    子のある配偶者 831,700円 1人目・2人目:各239,300円
    3人目以降:各79,800円
    子(配偶者がいない場合) 831,700円を子の人数で按分 2人目以降に同様の加算あり

    ※金額は毎年度改定されます。最新の金額は日本年金機構の公式サイトでご確認ください。

    遺族厚生年金の金額

    計算式はシンプルで、「亡くなった人が老齢厚生年金としてもらえるはずだった金額の4分の3」が基本です。厚生年金に長く入っていて、給料が高かった人ほど金額が大きくなります。

    40〜65歳の子のない妻が受け取る場合は、中高齢寡婦加算(年額623,800円)が上乗せされることもあります。

    「自分の家族が受け取れる遺族厚生年金はいくらか?」を調べるには、ねんきん定期便の『老齢厚生年金の見込み額』を4分の3にすると概算できます。正確な金額は年金事務所(または「ねんきんネット」)で確認しましょう。

    いつまでもらえるの?

    • 子のある配偶者:子が18歳になる年度末(障害のある子は20歳)まで遺族基礎年金を受給。それ以降は遺族厚生年金などが続く場合あり。
    • 子のない30歳未満の妻:遺族厚生年金は原則5年間のみ。
    • 父母・孫・祖父母:原則55歳以上(受給開始は60歳)などの年齢要件あり。

    遺族年金って税金はかかるの?

    遺族年金は、所得税も相続税もかかりません(非課税)

    遺族年金だけを受け取っている場合は、原則として確定申告も不要です。

    パート収入や自営業の収入がある場合は、その分は別途申告が必要です。「非課税の遺族年金+他の収入」という状況なら、税務署や税理士に確認しておくと安心です。なお、亡くなった方に未払いだった年金(未支給年金)を受け取った場合は別の扱いになります。

    • 遺族基礎年金・遺族厚生年金:所得税・相続税ともに非課税
    • 遺族年金のみ受給 → 原則として確定申告不要
    • 他の給与・事業収入と合わせる場合は確認が必要

    どうやって申請するの?手続きは面倒?

    申請先はどこ?

    • 厚生年金に加入していた方が亡くなった場合→ 年金事務所 または 街角の年金相談センター
    • 国民年金のみ加入していた場合→ お住まいの市区町村役場
    • 共済組合加入だった場合→ 各共済組合

    申請の流れ

    死亡診断書・戸籍謄本・住民票を取得 市区町村役場に死亡届を出し、戸籍を整備する 故人の年金加入状況を確認する 年金手帳・ねんきん定期便・年金証書などで確認 必要書類をそろえて窓口に提出 年金事務所または市区町村役場に請求書を提出 ④ 審査後、指定口座に年金が振り込まれる 2か月に1回(偶数月)が基本

    遺族年金の申請の流れ

    主な必要書類

    • 死亡診断書または死体検案書の写し
    • 亡くなった人および遺族の戸籍謄本・住民票
    • 生計維持関係を確認できる書類(源泉徴収票、課税証明書、仕送りの送金記録など)
    • 年金手帳・年金証書、ねんきん定期便の写し
    • 振込先金融機関の通帳など

    悲しい時期ですが、できるだけ早く動くのが大切です。何が必要か分からなくても、まずは年金事務所に電話して「遺族年金の請求について相談したい」と伝えるだけでOKです。時効(5年)があるので、先延ばしにしないようにしましょう。

    2025年改正・2028年以降の見直しで何が変わるの?

    遺族年金は、少子高齢化や共働き世帯の増加を踏まえて、見直しが段階的に進められています。令和7年(2025年)の法律改正では主に次のような点が盛り込まれました。

    • 遺族厚生年金を受給中の人が老齢年金を繰下げ受給できるようにする方向での見直し
    • 子の有無・就労状況を考慮した給付の在り方の検討(若年層を中心に)
    • 夫婦共働き世帯・シングル世帯を含めた公平性を高める議論

    具体的な変更は2028年(令和10年)以降に段階的に適用される予定です。現行制度を前提にしつつ、定期的に最新情報を確認することが重要です。

    改正の影響は年齢・加入状況によって大きく異なります。特に40〜50代で老齢年金の繰下げを検討している人は、配偶者の遺族厚生年金との関係を早めに確認しておくと安心です。最新情報は厚生労働省「遺族厚生年金の見直しについて」でご確認ください。

    遺族年金だけで生活できるの?不足するときは?

    遺族年金は生活の土台となる公的保障ですが、現役時代の世帯手取りをそのまま補う水準ではないことが多いです。特に次のような場合は不足しやすいです。

    • 厚生年金の加入期間が短かったり、給料が低かった場合(遺族厚生年金が少なくなる)
    • 子どもが成長・独立すると遺族基礎年金が終わり、収入が大きく減る
    • 住宅ローンや教育費など、大きな支出が残っている場合

    ステップ1:公的保障の「見える化」からはじめる

    ねんきん定期便で老齢厚生年金の見込み額を確認して、「遺族厚生年金だったらいくらか」を計算してみましょう。オンラインのライフプランシミュレーションを使うと、遺族年金を含めた将来収支をグラフで確認しやすくなります。

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    ※外部サービスのページへ移動します。登録・利用は無料から始められるサービスが中心です。

    ステップ2:不足額に応じた生命保険の見直しを検討する

    遺族年金で不足する期間・金額が把握できたら、生命保険や就業不能保険で補う検討ができます。複数社の商品を一度に比較できるオンライン相談サービスなら、遺族年金を前提にした保険設計が相談しやすいです。

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    ※リンク先では保険商品やFP相談サービスの申込みページに遷移する場合があります。申込みの有無にかかわらず、まずはサービス内容・費用を必ずご確認ください。

    ステップ3:長期の資産形成で老後リスクに備える

    遺族年金はあくまで「万が一」の直後を支える役割が中心です。その後の老後資金はiDeCoやNISAなどの長期資産形成で補うのが基本になります。

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    ※投資には元本割れのリスクがあります。商品内容・手数料・リスクを必ず確認し、ご自身の判断で利用してください。当サイト経由で口座開設等を行った場合、運営者が成果報酬を受け取ることがあります。

    本ページの情報は執筆時点の法令等に基づく一般的な解説であり、特定の商品・サービスの利用を強制するものではありません。実際の手続き・加入判断にあたっては、各サービス提供者・公的機関の最新情報をご確認ください。

    労災保険や寡婦年金、生命保険とはどう違うの?

    仕事が原因で亡くなった場合は労災保険も確認

    仕事中や通勤中の事故・病気が原因で亡くなった場合は、労災保険の「遺族補償年金」も別枠で申請できます。公的年金の遺族年金とは窓口が違う(労働基準監督署)ので、該当しそうなら両方に問い合わせましょう。

    遺族基礎年金に該当しない場合:寡婦年金・死亡一時金

    国民年金にしか入っていなかった人が亡くなって、子どもがいない場合は遺族基礎年金が受け取れません。そういうときの選択肢として「寡婦年金」や「死亡一時金」があります。故人の加入状況や遺族の条件で変わるので、年金事務所か市区町村役場で確認してください。

    民間の生命保険の死亡保険金

    生命保険は契約に基づく給付で、公的年金とは別制度です。役割分担のイメージとしては、遺族年金が「毎月の生活費のベース」、生命保険の保険金が「葬儀費用・当座の大きな支出・住宅ローンへの対応」という使い方になることが多いです。

    ひとり親家庭には「児童扶養手当」も

    死別・離婚などでひとり親になった家庭向けの「児童扶養手当」は、所得制限や対象要件が別にあります。遺族年金と重なる可能性もあるので、市区町村の窓口でも確認しておきましょう。

    みんなが気になるQ&A

    Q. 遺族基礎年金と遺族厚生年金、どちらがもらえるの?

    A. 亡くなった方の年金加入状況で決まります。国民年金中心なら遺族基礎年金のみ、厚生年金に入っていれば遺族厚生年金も対象になります。子のある配偶者などは両方もらえるケースもあります。

    Q. 共働きで収入が高いと対象外になるの?

    A. 「生計維持」の判定では、前年の収入が850万円未満(所得655万5千円未満)が基準です。共働きでも、亡くなった方の収入がその基準内であれば対象になります。

    Q. 遺族年金は税金がかかるの?

    A. かかりません。遺族年金は所得税・相続税ともに非課税です。遺族年金のみを受け取っている場合は、確定申告も原則不要です。

    Q. いつまでに請求すれば過去分もらえるの?

    A. 年金を受ける権利は、権利発生から5年で時効により消滅します。請求自体は後からでもできますが、遅れるほど過去分が受け取れなくなります。できるだけ早めに手続きを進めてください。

    Q. 再婚・内縁(事実婚)・養子縁組をしたらどうなるの?

    A. 受給者本人が再婚(内縁を含む)や養子縁組をすると、受給権がなくなる(失権する)場合があります。状況が変わったら早めに年金窓口へ届け出てください。

    Q. 2028年の見直しで何が変わるの?

    A. 主に「子のいない配偶者」を中心に、給付期間(原則5年)や対象範囲の考え方が見直される方向で進んでいます。移行ルールがあるため、施行が近づいたら最新の公式資料で確認してください。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    最終的な要件・必要書類は、故人の加入状況や家族構成で変わります。迷ったら年金事務所(街角の年金相談センターを含む)に相談してください。

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    寡婦年金・死亡一時金

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  • 障害者控除ってなに?税金がいくら安くなる?手続きも解説

    障害者控除ってなに?税金がいくら安くなる?手続きも解説

    障害者控除ってなに?税金がいくら安くなる?手続きも解説
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    本人や扶養している家族に障害がある場合、税金の計算のときに「その分だけ所得を少なく見てあげましょう」という制度があります。
    これが「障害者控除」です。所得税と住民税の両方が安くなります。

    • いくら?年27万〜75万円の所得控除
    • 誰が?本人・配偶者・扶養親族
    • 手続きは?年末調整か確定申告
    • 手帳なし?認定書で対象になることも
    • 取り忘れ?5年以内ならさかのぼれる
    • 他の控除と?医療費控除・扶養控除と重複OK

    注意:「障害年金」や各種手当(現金が支給される制度)とは別の制度です。税金が安くなる「控除」なので、両方使えることもあります。

    あわせて読みたい サムネイル 障害年金ってなに?もらえる金額と申請のしかた 障害の状態に応じて毎月もらえる年金。税金の控除とは別の制度です。

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    「障害者控除で実際に税金がいくら安くなるか、計算してほしい」

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    そもそも、なんで障害者控除っていう制度があるの?

    ふだん、税金は「稼いだお金(所得)」に対して計算されます。でも、障害がある人や、障害のある家族を養っている人は、医療費・介護費・通院交通費など、どうしてもお金がかかりやすい状況があります。

    「同じ収入でも、事情が違うなら税負担も同じじゃなくていいよね」という考えから、所得から一定額を差し引いた上で税金を計算しましょう、というのがこの制度のしくみです。

    ふつうの税計算 所得 × 税率 = 税額 障害者控除があると… 障害者控除あり (所得 - 控除額)× 税率 = 税額 控除額:27万〜75万円(所得税) 税負担が年数万円〜十数万円 安くなる!

    障害者控除のしくみ:課税対象となる所得が減るので、税額が安くなります

    つまり、「収入が増えるわけじゃないけど、税金の計算で損をしない」ようにするのが障害者控除です。手続きをしないと自動的には適用されないので、「対象かも?」と思ったら確認してみましょう。

    控除額はいくら?区分によって変わる?

    障害者控除の金額は、障害の重さと同居かどうかによって3段階に分かれています。

    基本は「障害者」で27万円(所得税)。でも、重い障害の場合は「特別障害者」として40万円、さらに同居していれば「同居特別障害者」として75万円になります。

    所得税の控除額

    区分所得税の控除額どんな人?
    障害者27万円税法上の障害者に該当する人(手帳3〜6級など)
    特別障害者40万円より重度の障害(手帳1・2級、重度知的障害など)
    同居特別障害者75万円特別障害者で、納税者等と常に同居している人

    住民税の控除額(所得税と金額が違います)

    区分住民税の控除額
    障害者26万円
    特別障害者30万円
    同居特別障害者53万円

    「控除額って言われてもピンとこない…」という方に例えると、所得税率20%・住民税率10%のケースで考えると:
    ・障害者なら →(27万+26万)× 税率合計≒年5〜15万円の節税
    ・同居特別障害者なら →(75万+53万)× 税率合計≒年15〜38万円の節税
    ただし実際の効果は他の控除や収入によって変わります。

    また、対象者が複数いる場合は、1人ずつ控除が使えます。たとえば本人と扶養している親の2人が対象なら、その分が重なります。

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    控除額と税率が決まれば計算できますが、他の控除との組み合わせが複雑で手計算は大変です。所得税・住民税を一括でシミュレーションできるオンラインサービスを使うと、各種控除の効果を比べながら確認できます。

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    誰が対象になるの?条件はある?

    対象になる人は大きく2つのパターンです。

    ①「自分自身が障害者」に該当する場合と、②「扶養している家族が障害者」に該当する場合があります。

    「障害者」に該当する主なケース

    • 身体障害者手帳が交付されている人(等級によって障害者・特別障害者に分かれる)
    • 療育手帳が交付されている人(知的障害があると判定されている)
    • 精神障害者保健福祉手帳が交付されている人
    • 常に介護が必要なほど重い精神障害がある人(成年後見制度の対象レベルなど)

    「特別障害者」に該当する主なケース

    • 身体障害者手帳の等級が1級または2級の人
    • 療育手帳で「A(重度)」など重度の知的障害と判定されている人
    • 精神障害者保健福祉手帳の等級が1級の人
    • 寝たきり等で常に介護を要する状態にある人

    「同居特別障害者」の条件

    以下の3つをすべて満たす場合に「同居特別障害者」として75万円の控除になります。

    1
    特別障害者に該当する重度の障害があること
    2
    納税者の同一生計配偶者か扶養親族であること
    3
    納税者や配偶者など生計が一緒の家族と常に同居していること

    「同じ特別障害者でも別居しているだけで控除額が75万円→40万円に下がる」という点が盲点になりやすいです。施設入所中でも、住民票上の同居でなく「常に同居」が実態として必要なので、迷ったら税務署や税理士に確認を。

    また、16歳未満の子どもでも、障害者控除は使えます(扶養控除は16歳未満は対象外ですが、障害者控除は別の話です)。

    手帳がなくても使えるの?「認定書」ってなに?

    「障害者手帳を持っていないから使えない」と思っていませんか?じつは、手帳がなくても対象になるケースがあります

    高齢の親御さんなどで、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳は持っていないけれど、実際の状態は税法上の障害者に近い──という場合に、「障害者控除対象者認定書」という書類を市区町村から発行してもらえることがあります。

    認定書をもらえる代表的なケース

    • 認知症などで日常生活に常時介護が必要と介護認定・診断されている高齢者
    • 手帳は持っていないが、等級表の3〜6級に相当する障害があると医師が診断している人
    • 知的障害に準ずると判断されるが、療育手帳の交付を受けていない人

    認定書をもらうための手順

    1
    市区町村の担当窓口に確認する
    障害福祉担当課または高齢福祉・介護保険担当課に相談
    2
    必要書類を揃えて申請する
    介護保険の要介護認定通知書・主治医の診断書など
    3
    認定書が発行される(市区町村が審査)
    4
    年末調整・確定申告で認定書を添付して控除を適用する

    注意:「要介護認定を受けていれば必ず障害者控除の対象になる」というわけではありません。認定の基準は自治体ごとに細部が違うので、まず窓口で確認するのが確実です。

    手続きはどうするの?会社員と自営業者で違う?

    申請先や書類は、働き方によって変わります。

    会社員(給与所得者)の場合 → 年末調整

    毎年秋ごろに会社から渡される「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に、本人や家族の障害の有無・区分を書いて提出します。

    • 手帳や認定書の写しを、会社の求めに応じて提示・提出する
    • 年の途中で手帳を取得した場合は「異動」として申告書を出し直す
    • 年末調整で精算されるので、自分で税務署に行く必要はない

    自営業・フリーランスの場合 → 確定申告

    毎年2〜3月の確定申告で、申告書の所定欄に対象者の人数と区分を記入します。

    • e-Taxでも同様に入力画面から登録できる
    • 手帳・認定書の写しを添付するか、税務署に求められたら提示する
    • 住民税は、所得税の申告内容が自治体に自動的に連携される

    会社員でも、医療費控除などで確定申告をする年は、その申告書に障害者控除もまとめて記載します。年末調整とどちらか一方だけでOKです。

    確定申告サポート

    「障害者控除・医療費控除をまとめて正しく申告したい」

    複数の控除を同時に適用する場合、どれが対象か・書類の添付方法は?といった疑問が出やすいです。オンラインで専門家に確認しながら申告書を作れるサービスを使うと、記入ミスや控除漏れを減らせます。

    確定申告サポートサービスを見る

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    「去年まで控除してなかった!」どうすれば?

    過去の年分で障害者控除を適用していなかった場合でも、一定期間内ならさかのぼって税金を戻してもらえます

    そもそも確定申告をしていなかった場合(還付申告)

    会社員などで申告義務がなかった場合でも、翌年1月1日から5年間は「還付申告」ができます。

    • 例:2024年(令和6年)分の還付申告 → 2030年12月31日まで可能
    • 医療費控除など他の控除を同時に申請することもできる

    過去に確定申告をしたが控除もれがあった場合(更正の請求)

    申告済みの年分に控除もれがあった場合は、申告期限から5年以内なら「更正の請求」で訂正できます。

    • 更正の請求書に手帳・認定書等を添付して税務署へ提出する
    • 所得税が還付されると住民税も自動的に調整されることが多い

    「5年前まで使えた税金が戻ってくるかもしれない」というのは、案外見落とされがちなポイントです。思い当たる年がある場合は早めに動くのがおすすめです(時効があるため)。

    「障害年金」とか「医療費控除」とは何が違うの?

    障害に関わるお金の制度はいくつかあって、混乱しやすいです。ざっくり整理するとこういう違いがあります。

    障害まわりのお金の制度マップ 障害者控除 税金が安くなる(控除) お金がもらえるわけではない 障害年金 毎月お金がもらえる(給付) 年金保険料の納付が条件 医療費控除 税金が安くなる(控除) 多額の医療費を払った年に使う 各種手当 お金がもらえる(給付) 特別障害者手当など 青枠=この記事の制度 緑枠=税控除 白枠=給付 複数の制度を同時に使えることがあります

    障害まわりの制度は「税金を安くする」か「お金をもらう」かで性質が違います

    ポイント:障害者控除と障害年金は同時に受けられます。どちらかを使ったからもう一方が使えない、ということはありません。対象になっていれば両方手続きしましょう。

    家計やライフプランにどんな影響がある?

    障害者控除は毎年適用できる制度なので、長期的に積み重なるとかなり大きな差になります。

    • 同居特別障害者がいる場合、所得税・住民税あわせて年15〜38万円前後の節税になることがある
    • 障害年金(非課税収入)をもらっている場合でも、障害者控除でさらに税負担を抑えられる
    • 医療費控除・生命保険料控除・iDeCo掛金控除など、他の控除と重ねて使える
    • 将来的に親の介護・相続が発生したとき、「障害者控除があるかないか」で毎年の手取りが変わる

    「毎年浮いた税金分を積立に回す」という考え方もできます。NISA・iDeCo・保険などと組み合わせて、家庭のリスクに合った資産計画を立てておくと安心です。

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    みんなが気になるQ&A

    Q. 障害者手帳を申請中です。控除は使えますか?

    A.手帳が発行されていれば、その年から控除の対象になります。申請中の段階では基本的に適用できませんが、市区町村の認定書(障害者控除対象者認定)を別途取得できる場合があるので、窓口で相談してみてください。

    Q. 会社員ですが、年末調整だけで手続きは終わりますか?

    A.給与収入のみの場合は年末調整だけでOKです。ただし、医療費控除などの理由で確定申告をする年は、申告書の中で障害者控除も一緒に記載します。

    Q. 扶養している親が介護施設に入っています。同居特別障害者になりますか?

    A.「常に同居していること」が要件なので、施設入所中の場合は原則として同居特別障害者には該当しません。ただし実態(一時的な入院なのか、常設の施設なのか)によって判断が変わる場合もあるので、税務署に確認するのが確実です。

    Q. 16歳未満の子どもでも使えますか?

    A.はい、使えます。扶養控除は16歳未満の子どもには適用できませんが、障害者控除は年齢に関係なく適用できます(要件を満たす場合)。

    Q. 3年前の申告に控除もれがあったと気づきました。今からでも間に合いますか?

    A.間に合います。確定申告済みの場合は「更正の請求」を申告期限から5年以内に行えば調整できます。給与所得者で申告していない場合は「還付申告」で翌年から5年以内まで対応できます。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、あなたの状況(区分・同居の有無・手帳の有無)と提出先(会社・税務署・自治体)によって変わります。必ず公式資料と窓口の案内で確認してください。

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    障害・難病まわりで一緒に検討されやすい制度をまとめました。

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  • 障がい者総合支援法って何?どうやって申請すればいい?

    障がい者総合支援法って何?どうやって申請すればいい?

    障害福祉サービスって何?どうやって申請すればいい?
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    「ヘルパーを頼みたい」「施設に通いたい」「医療費を安くしたい」——そんな困りごとに応えてくれるのが、 障害者総合支援法の給付という制度です。
    現金がもらえるわけではなく、生活や就労を支えるサービスを1割の費用で使えるしくみです(所得に応じた上限あり)。

    • 何を受けられるの?ヘルパー・通所・医療費助成・補装具など
    • 費用は?原則1割(所得で上限あり)
    • 誰が対象?障害のある人・難病の人
    • 申請窓口は?市区町村の障害福祉窓口
    • 65歳になったら?原則、介護保険が優先(例外あり)
    • 障害年金とは?別制度。両方を組み合わせられる

    注意:「障害年金(毎月年金が振り込まれる制度)」や「各種手当(現金)」とは別の制度です。サービスと現金給付を組み合わせると、家計の見通しが立てやすくなります。

    あわせて読みたい サムネイル 障害年金ってもらえるの?受給要件と申請のながれ 障害の状態・初診日などの要件を満たすと毎月年金が振り込まれる制度。サービスとの組み合わせ方も解説。

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    そもそも、なぜこの制度があるの?

    ふだんの病院(かぜ・ケガなど)に行くとき、窓口で払うのは3割ですよね。残りの7割は健康保険が負担してくれています。

    でも、障害のある人が日常生活で必要なこと――ヘルパーを呼ぶ、施設に通う、義足を作る――は「病気の治療」とは別の話です。こういった支援は、健康保険ではカバーされません。

    「では全額自己負担なの…?」とならないよう用意されているのが、障害者総合支援法の給付というしくみです。

    ふだんの病院(かぜ・ケガ) 健康保険が使える → 3割負担でOK くらべると… 障害による生活の困りごと ヘルパー・補装具・通所 → 健康保険が使えない だから障害者総合支援法の給付がある サービスを 1割(所得で上限あり)で使える

    障害福祉サービスは「健康保険が使えない生活上の支援」をカバーする制度です

    つまり、障害のある人が「普通の生活を送る」ために必要なサービスを、安く使えるようにする制度です。現金がもらえるのではなく、サービスを1割の費用で利用できる、というイメージです。

    どんなサービスが受けられるの?

    障害者総合支援法の給付は、大きく「自立支援給付」と「地域生活支援事業」の2つに分かれます。まず自立支援給付の主なメニューを見ていきましょう。

    生活や就労を支えるサービス(障害福祉サービス)

    日常生活・就労・施設への通所などをサポートするサービスです。代表的なものはこちらです。

    • 居宅介護(ホームヘルプ):自宅での入浴・食事・家事などを支援します。
    • 重度訪問介護:重度の肢体不自由などで長時間の介護が必要な方に、在宅+外出時の支援を包括的に行います。
    • 生活介護:日中に施設へ通所し、食事・創作活動などを提供します。
    • 就労移行支援・就労継続支援(A型・B型):一般就労を目指したトレーニングや、雇用契約にもとづく就労の場を提供します。
    • 共同生活援助(グループホーム):少人数での共同生活と日常的な支援を提供します。

    医療費を安くできる(自立支援医療)

    通院・手術などの医療費の自己負担を軽減する制度です。次の3種類があります。

    • 精神通院医療:統合失調症・うつ病など、継続的な通院治療が必要な方の医療費を公費で一部負担します。
    • 更生医療:身体障害者手帳を持つ18歳以上の方を対象に、障害を軽減・除去するための医療に対する給付です。
    • 育成医療:18歳未満の児童で、将来障害が残る可能性がある場合の医療費を支援します。
    あわせて読みたい サムネイル 自立支援医療(精神通院)って何?申請のしかたと費用の目安 精神科・心療内科への通院費が原則1割になる制度。対象疾患や申請窓口をわかりやすく解説。

    義足・車いすなどの費用(補装具費の支給)

    日常生活・通勤・就労に必要な補装具(義肢・装具・車いす・電動車いす・歩行器など)の購入・修理費用の一部が支給されます。

    「ヘルパー・通所・医療・補装具」——大きくこの4つが揃っています。自分に必要なものの組み合わせを、市区町村と一緒に決めていくのがこの制度の使い方です。

    市区町村でやってくれることって何?(地域生活支援事業)

    自立支援給付とは別に、市区町村が地域の実情に応じて実施する「地域生活支援事業」という枠があります。内容は自治体によって異なりますが、代表的なものはこちらです。

    • 移動支援:通院・買い物・余暇活動など、外出が困難な方の移動をサポートします。
    • 日常生活用具の給付:特殊寝台・入浴補助用具・通信機器など、自立生活に必要な用具を給付または貸与します。
    • 意思疎通支援:聴覚・視覚障害などで意思疎通に困難がある方に、手話通訳・要約筆記を行う人を派遣します。
    • 相談支援・基幹相談支援センター:サービス利用の調整や権利擁護について、相談に乗ってくれます。
    地域生活支援事業の具体的なメニューは市区町村ごとに違います。「うちの自治体では何が使えるの?」は、市区町村の障害福祉窓口で一覧をもらうのが確実です。

    実際にいくら払うの?

    障害福祉サービスを使うとき、費用の原則1割が自己負担です。ただし、所得に応じた「負担上限月額」が決まっていて、1か月にその上限を超えて払わなくていい仕組みになっています。

    所得別の負担上限(目安)

    収入の状況 どんな世帯? 1か月の上限
    生活保護 生活保護を受けている世帯 0円
    低所得 市町村民税が非課税の世帯(例:障害基礎年金だけの世帯など) 0円
    一般1 課税世帯(所得割16万円未満) 9,300円
    一般2 それ以外(収入が比較的多い世帯) 37,200円

    上の表は代表的な区分です。入所施設・グループホームの利用者は取り扱いが一部異なります。実際の金額は市区町村が決定します。

    たとえば低所得の世帯なら、どれだけサービスを使っても自己負担は月0円です。「費用が心配で使えない」という前に、まず窓口で自分の区分を確認してみてください。

    注意:食費・住居費は別途かかる

    グループホームや入所施設を利用する場合、家賃・食費・光熱費などは別途自己負担になります。上限月額だけを見ていると実際の出費を見誤ることがあるので注意が必要です。

    家計シミュレーション

    「月いくらかかるか、ざっくり計算してみたい」

    障害福祉サービスの自己負担・障害年金・介護費用などを入力して、世帯の収支をシミュレーションできるオンラインサービスがあります。グループホーム入居や就労利用など、複数パターンを比較するのに便利です。

    • 障害者世帯の複雑な収支に対応
    • 無料で試算できる
    • 将来の年金受給後のシミュレーションも可能
    家計シミュレーションを試してみる

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    誰が使えるの?どんな条件がある?

    対象になるのは、おおむね次のような方です。

    • 身体障害のある人・知的障害のある人・精神障害のある人(発達障害を含む)
    • 難病などで法令上の対象疾病により、長期の支援が必要な方(身体障害者手帳がなくても対象になるケースがあります)
    • 障害児(主に居宅系・通所系サービス)

    「障害支援区分」って何?

    介護給付などを利用するには、障害支援区分の認定が必要になる場合があります。心身の状態や行動上の困難さなどを調査して、区分1〜6が決まります。区分が高いほど、必要な支援量が多い状態です。

    ただし、訓練等給付(就労支援系)など区分の認定が不要なサービスもあります。まずは窓口に相談してみてください。

    「手帳を持っていないと使えないの?」と思いがちですが、難病患者の方は手帳なしでも対象になることがあります。「うちは対象になるの?」と迷ったら、まず市区町村の障害福祉窓口に相談するのが一番早いです。

    利用するまでの流れって?

    サービスを使い始めるまでには、いくつかのステップがあります。数週間〜数か月かかることもあるので、急ぎの事情があれば最初にその旨を窓口に伝えましょう。

    1
    市区町村の窓口に相談する 困っていることと、どんな生活を送りたいかを話します。基幹相談支援センターや相談支援事業所に案内してもらえることもあります。
    2
    申請する(必要なら障害支援区分の認定調査) サービスの種類によっては、心身の状態を調査して「障害支援区分」を決定します。
    3
    相談支援事業所と計画を作る 指定の相談支援事業所と契約し、どのサービスをどれくらい使うかの「サービス等利用計画」を作ります。費用はかかりません。
    4
    市区町村が支給を決定→受給者証が届く 計画をもとに市区町村が「障害福祉サービス受給者証」を交付します。
    5
    事業所と契約してサービス開始 受給者証を持って、ヘルパー事業所・通所施設などと契約し、サービスを使い始めます。
    6
    定期的に計画を見直す 一定期間ごとに相談支援専門員が状況を確認し、必要に応じてサービス内容を調整します。

    「どこに相談すればいい?」
    まずは市区町村の障害福祉担当窓口に行けばOKです。基幹相談支援センターや相談支援事業所につないでもらえます。一人で抱え込まずに、窓口に話を聞きに行くところから始めましょう。

    就労・日中活動の相談

    「就労移行支援と就労継続支援、どっちが自分に向いてる?」

    本人の希望・障害特性・医療的ケアの有無などを踏まえて、複数の事業所を比較・相談できるオンラインサービスがあります。通勤時間・体調・支援体制を整理したうえで、自分に合った選択肢を見つけましょう。

    • 全国の事業所を比較できる
    • 専門スタッフに無料相談可能
    • 就労移行・就労継続A型・B型どれにも対応
    就労・日中活動の選択肢を相談する

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    65歳になったらどうなるの?

    障害福祉サービスと介護保険サービスの内容が重なる場合、原則として介護保険が優先されます。65歳になると(40〜64歳で特定疾病に該当する場合も)、介護保険の要介護認定申請が必要になることがあります。

    • ホームヘルプ・ショートステイ・デイサービスなどは、介護保険と内容が重なるため介護保険が優先です。
    • 同行援護・就労系サービスなど、介護保険に同等のサービスがないものは65歳以降も障害福祉サービスで継続利用できます
    • 「共生型サービス」という仕組みで、一つの事業所が介護保険・障害福祉の両方に対応できる体制も整ってきています。
    介護保険優先の原則があっても、個別の事情で障害福祉サービスの継続利用が認められるケースがあります。介護保険担当と障害福祉担当の両方の窓口に相談してみてください。
    あわせて読みたい サムネイル 介護保険って65歳から自動的に使えるの? 要介護認定の申請方法・サービスの種類・自己負担のしくみをわかりやすく解説。

    「障害年金」や「介護保険」とは違うの?

    似ている名前の制度がいくつかあって混乱しやすいですよね。整理するとこうなります。

    障害に関係する主な制度の整理 障害者総合支援法の給付 サービスを1割で使える ヘルパー・通所・医療費助成 障害年金 現金(毎月振り込まれる) 初診日・障害状態などの要件あり 各種手当・生活保護 現金給付・最低生活保障 特別障害者手当など 介護保険 65歳以上(または特定疾病) 障害福祉と重なる場合は優先 ↑ 組み合わせることで家計が安定する 「サービス+現金給付」を両方活用するのがポイント

    制度は別々でも、組み合わせて使えます

    障害年金との違いは?

    障害年金は、障害の状態や初診日などの要件を満たすと現金(年金)が毎月振り込まれる制度です。障害者総合支援法の給付は、生活や就労のためのサービスを利用できる制度で、目的が違います。両方を併用するケースが多いです。

    各種手当との違いは?

    特別障害者手当・障害児福祉手当などは、現金が支給される制度です。障害福祉サービスとは別の給付なので、条件を満たせば重ねて受けられます。

    大事なのは「どれか一つだけを使う」ではなく、サービスと現金給付を組み合わせて、生活全体を支えること。それぞれの制度の役割が違うので、使えるものを全部使うというのが正解です。

    家計とライフプランにどう組み込む?

    障害者総合支援法の給付は「サービスを使う」制度ですが、実際の生活では、さまざまな収入・支出と組み合わさった全体像で考える必要があります。

    • 障害年金・老齢年金・就労収入(就労継続支援A型の賃金など)
    • 各種手当(特別障害者手当・障害児福祉手当など)
    • 医療費・介護保険料・サービス利用の自己負担分
    • 家賃・食費・光熱費などの生活費

    ステップ1:収入・給付・支出を一覧化する

    まず受けている・受けられる給付と、毎月かかる費用を書き出してみてください。「あといくらまでサービスを増やせるか」が見えてきます。

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    ステップ2:「親なき後」も視野に入れて考える

    障害者総合支援法の給付は、親世代が元気なうちだけでなく、「親なき後」の生活にも関わります。グループホーム・成年後見制度・信託・生命保険なども含め、長期的な視点で準備することが大切です。

    みんなが気になる Q&A

    Q. 障害者手帳がないと使えないの?

    A.手帳がなくても使える場合があります。難病などの対象疾病がある方は、手帳なしでもサービスの対象になることがあります。まずは市区町村の障害福祉窓口に相談してください。

    Q. 月にいくらくらいかかるの?

    A.原則1割負担ですが、所得区分に応じた上限があります。低所得の世帯なら月0円のこともあります。食費・家賃などは別途かかるので、合わせて確認しましょう。

    Q. 申請してからどのくらいで使い始められる?

    A.認定調査・計画作成などが入るため、数週間〜数か月かかることがあります。急ぎの場合は「暫定支給決定」が使えることもあるので、相談時に伝えてみてください。

    Q. 65歳になったら障害福祉サービスは止まるの?

    A.介護保険で同種のサービスを受けられる場合は、原則として介護保険が優先されます。ただし就労系サービスなど介護保険にないものは継続できます。一律に止まるわけではないので、窓口で確認を。

    Q. 障害年金との違いって何?

    A.障害年金は「毎月お金が振り込まれる」制度で、障害者総合支援法の給付は「サービスを安く使える」制度です。目的が違うので、両方同時に利用できます。

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    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事はわかりやすさを優先して、細かいルールを省略している部分があります。最終的な判断・必要書類・運用は市区町村によって異なることがあります。以下の公式サイトや、市区町村の窓口で確認してください。

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、あなたが住んでいる市区町村の障害福祉窓口の案内が基準になります。

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  • ひとり親が資格を取りながら毎月もらえるお金って?高等職業訓練促進給付金のしくみ

    ひとり親が資格を取りながら毎月もらえるお金って?高等職業訓練促進給付金のしくみ

    ひとり親が資格を取りながら毎月もらえるお金って?高等職業訓練促進給付金のしくみ
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    ひとり親で子どもを育てながら、看護師や介護福祉士などの資格を取ろうとすると、学費だけじゃなくて「学んでいる間の生活費」が大きな壁になります。
    そのために、修業している期間中に毎月お金が出る制度があります。非課税世帯なら月10万円、最後の1年は月14万円です。
    これが「高等職業訓練促進給付金」と呼ばれるものです。

    • いくら?月10万円(課税世帯は月7.05万円)
    • 誰が?ひとり親(児童扶養手当の受給者等)
    • 最後の1年は?+4万円の加算あり
    • 期間は?修業中ずっと(最長4年)
    • 修了時は?一時金5万円(課税世帯は2.5万円)
    • 窓口は?お住まいの市区町村

    注意:授業料を補助してくれる「自立支援教育訓練給付金」とは別の制度です。両方使えることもあります。

    あわせて読みたい サムネイル 児童扶養手当っていくらもらえるの?所得制限はどうなってる? ひとり親家庭への毎月の手当。この給付金の対象かどうかの目安にもなる制度です。

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    そもそも、なぜこんな制度があるの?

    ひとり親で子どもを育てながら、2〜4年かかる資格の学校に通うのは、かなりの経済的負担になります。 学校に通っている間はバイトや仕事の時間が減って収入が下がる。でも授業料はかかる。子どもの生活費もかかる。

    この「収入が減るのに支出が増える」というダブルパンチを和らげるために、「修業している間は毎月お金を支給しますよ」という仕組みがつくられました。 それがこの制度です。

    資格取得期間中の家計イメージ 給付金なし 収入:大幅減(仕事を減らす) 授業料の支払い 生活費・子育て費用 家計がかなりきつい 貯蓄が底をつくリスク 給付金あり 月10万円(非課税世帯)の給付 自立支援訓練給付金も活用可 児童扶養手当なども継続 資格取得に集中できる 修了後の収入アップに繋がる

    ※給付額は非課税世帯の代表例。実際の金額は自治体の実施要綱を確認してください。

    つまり、「学んでいる間のお給料のかわり」をもらえる制度と考えるとわかりやすいです。貯蓄を切り崩しながら学校に通わなくて済む分、資格取得に集中できます。

    誰がもらえるの? 条件はある?

    条件はシンプルで、次の4つが基本です。

    ひとり親である 20歳未満の子どもを扶養している、母子家庭の母または父子家庭の父が対象です。
    収入が一定水準以下である 児童扶養手当を受給しているか、同等の所得水準(子ども1人の場合、年収385万円未満が目安)であること。
    対象になる資格の養成機関で修業する 6か月以上(または1年以上)のカリキュラムを修業し、資格取得が見込まれること。
    仕事や育児との両立が困難と認められる すでに同じ趣旨の給付金(教育訓練支援給付金など)を受けていないこと。

    ざっくりまとめると、「ひとり親で、それなりに収入が少なくて、ちゃんとした養成機関に通う人」が対象です。すでに他の訓練給付を受けている場合は重複受給できないので注意が必要です。

    逆に、もらえないのはどんなケース?

    • 配偶者がいる(ひとり親でない)
    • 所得が判定基準を超えている
    • 通信講座のみや短期講座など、対象外の課程に通う
    • 雇用保険の「教育訓練支援給付金」などをすでに受けている
    • 過去にこの給付金を受給したことがある

    「6か月以上か1年以上か」などの細かい基準は自治体によって違います。まずは市区町村のひとり親相談窓口で確認するのがおすすめです。

    対象になる資格ってどんなもの?

    国家資格・公的資格を取得できる2年制・4年制の養成機関が対象になることが多いです。代表的なものは次のとおりです。

    • 看護師・准看護師・保健師・助産師
    • 介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士
    • 保育士
    • 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
    • 歯科衛生士
    • 美容師・理容師・調理師・製菓衛生師
    • ITや情報系の一部資格(自治体による)

    学校を選ぶ前に、必ず自治体の窓口で「この資格・この学校は対象ですか?」と確認してください。通信制や夜間課程が対象かどうかも自治体によって違います。対象外だとわかってから申し込むと、給付金が出ません。

    具体的な対象資格リストは、各自治体のホームページや、ひとり親支援の相談窓口(母子・父子自立支援員)で確認できます。

    いくらもらえるの? 期間は?

    訓練中の毎月の給付額

    住民税の課税状況によって、次の2パターンに分かれます。

    世帯の課税状況 通常の月額 最後の1年間
    住民税非課税世帯 月 10万円 月 14万円(+4万円)
    住民税課税世帯 月 7万500円 月 11万500円(+4万円)

    課税・非課税の判定は、申請者と同居家族の住民税の状況で決まります。前年の年収をもとに判定されるので、入学年度によって変わることもあります。

    もらえる期間は?

    • 修業に必要な期間を上限に、最長4年間が目安です
    • 申請した月の翌月(または申請月)から支給が始まり、さかのぼって支給してもらうことはできません
    • 看護師と准看護師の課程を続けて受講する場合など、特例が設けられている自治体もあります

    たとえば非課税世帯で3年制の学校に通う場合、最大で「2年間×月10万円+1年間×月14万円=408万円」になる計算です。申請が遅れると、その分もらえる月数が減ります。入学したらすぐに申請するのが鉄則です。

    修了時の一時金(修了支援給付金)

    養成機関を修了して対象資格を取得すると、「高等職業訓練修了支援給付金」として一時金がもらえます。

    • 非課税世帯:5万円
    • 課税世帯:2万5千円

    入学準備や卒業直後の出費を少しカバーしてくれる位置付けです。修了後に別途申請が必要なので、修了のタイミングで忘れずに手続きしましょう。

    どうやって受け取るの? 手続きは面倒?

    給付金は自動的には出ません。学校に入ったあと、自分で申請する必要があります。流れは次のとおりです。

    申請から支給までの流れ ① 市区町村のひとり親支援窓口で事前相談 希望資格・学校・生活状況を伝えて対象か確認 ② 対象資格・学校を確認してから入学 通信制・夜間課程が対象かも確認する ③ 入学後すぐに申請書類を提出 戸籍・住民票・所得証明・在学証明など ④ 審査・支給決定 支給額(課税・非課税)と期間が決定 ⑤ 毎月指定口座に振り込み(在籍確認あり) 修了まで継続。最後の1年は+4万円 ⑥ 修了後:修了支援給付金を別途申請

    ※申請書類の種類・提出先は自治体によって異なります。事前に窓口で確認を。

    「ひとり親支援窓口」ってどこ?

    お住まいの市区町村の役所に行って「ひとり親の相談窓口を教えてください」と言えばOKです。
    「母子・父子自立支援員」という担当者が相談に乗ってくれます。
    必要書類は自治体ごとに違うので、一覧を送ってもらうか、役所のホームページで確認しましょう。

    キャリア相談サービス

    「どの資格を取るべきか、学校の選び方がわからない」

    看護・介護・保育・IT…分野によって学習期間も就職先の働き方も大きく違います。ひとり親であることを前提に、資格・学校・通い方(夜間・通信・オンライン)を一緒に整理してくれる相談サービスを活用してみましょう。

    • ひとり親の事情を踏まえた相談対応
    • 夜間・通信課程の選び方もカバー
    • オンラインで相談可能
    資格・学校選びを相談してみる

    ※キャリア相談・資格取得支援サービスへのアフィリエイトリンクを想定しています。

    他の制度と一緒に使えるの?

    ひとり親が職業訓練中の生活費をサポートする制度は複数あります。重複受給できるかどうかで、受け取れるお金の総額が大きく変わるので、きちんと把握しておきましょう。

    重複受給ができない(原則NG)の組み合わせ

    • 雇用保険の教育訓練支援給付金:専門実践教育訓練を受ける失業中の人への生活費給付。目的が同じなので、高等職業訓練促進給付金と一緒には受けられないのが一般的です。
    • 求職者支援制度の職業訓練受講給付金:雇用保険を受給できない求職者向けの給付金。これも多くの自治体で重複不可とされています。

    重複して使えることが多い組み合わせ

    • 自立支援教育訓練給付金:授業料の一部を補助してくれる制度で、生活費を支援するこの給付金と目的が違うため、一緒に使えるケースが多いです。「生活費はこの給付金で、授業料は自立支援教育訓練給付金で」という組み合わせが典型的です。
    あわせて読みたい サムネイル 自立支援教育訓練給付金って何が違うの?授業料の補助のしくみ ひとり親向けに授業料を補助してくれる制度。高等職業訓練促進給付金と組み合わせると効果的です。

    どの制度を使えるかは、雇用保険に入っているかどうか・今仕事をしているかどうか・受講する講座の種類によって変わります。自治体の窓口・ハローワーク・学校の入試窓口、複数に聞いてから最終判断するのが安全です。

    「似た制度」と何が違うの?

    名前が似ている制度がいくつかあります。「生活費を支えるお金」なのか「授業料を補助するお金」なのか「貸付」なのかで性格がまったく違うので、まずここで整理しましょう。

    制度 何を支援する? 対象の目安 注意点
    高等職業訓練促進給付金 修業中の生活費(毎月)+修了時の一時金 ひとり親(児童扶養手当受給者等) 申請月から支給/自治体ごとに運用差あり
    自立支援教育訓練給付金 受講費用の一部(授業料補助) ひとり親(対象講座の事前指定が必要) 受講前の手続きが必要/雇用保険の教育訓練給付と調整あり
    雇用保険の教育訓練給付 受講費用の一部(授業料補助) 雇用保険の被保険者等 加入期間などの要件あり/講座の指定が必要
    求職者支援制度(職業訓練受講給付金) 月10万円+交通費等(条件あり) 雇用保険を受給できない求職者 収入・資産・出席率など要件が厳格
    高等職業訓練促進資金貸付 入学準備金・就職準備金などの貸付 高等職業訓練促進給付金の利用者等 給付ではなく貸付。条件を満たすと返還免除あり

    どの制度を組み合わせるかは「何の支出(生活費/授業料/交通費)をどの制度で賄うか」を整理してから窓口で確認するのが安全です。

    みんなが気になる Q&A

    制度の運用は自治体ごとに異なります。最終的には窓口で確認してください。

    Q仕事を辞めなくても申請できる?
    A申請できます。ただし「仕事と育児・修業の両立が困難」と認められることが要件なので、フルタイムで働きながらだと審査が通りにくい場合があります。夜間・通信課程に通う場合も同様に、自治体の判断によります。事前相談で確認するのが確実です。
    Q申請が遅れたら、その分さかのぼってもらえる?
    Aさかのぼって受け取ることはできません。多くの自治体で「申請月から支給」が原則です。入学後にのんびりしていると、その分もらえる月数が減ってしまいます。入学と同時に申請の手続きを進めましょう。
    Q民間の資格スクールや通信講座は対象になる?
    A民間スクールや通信講座は対象外のことが多いです。対象になるのは、主に国家資格・公的資格を取得できる「養成機関」(専門学校・大学など)です。通信制・夜間制が対象かどうかも自治体によって変わるので、学校を決める前に必ず確認してください。
    Q給付金だけで生活費はまかなえる?
    A給付金は上限が月10〜14万円(非課税世帯)なので、これだけで生活費をすべてまかなうのは難しいことが多いです。児童扶養手当・住民税非課税世帯向けの各種減免・アルバイト収入などと組み合わせるのが現実的です。訓練期間中の収支をあらかじめ試算しておくことをおすすめします。
    Q資格を取ったあと、収入はどれくらい上がる?
    A取得する資格・勤務先・勤務形態によって大きく異なります。看護師なら正規雇用で年収350〜450万円が目安になるケースも多いです。資格取得後の就職イメージを事前に持っておくことで、「何年で元が取れるか」の見通しが立てやすくなります。

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    資格を取る前に確認しておくべきこと

    高等職業訓練促進給付金は、「短期的に収入が減っても資格取得に集中する」ための制度です。 ただし、制度を使えるからといって、すぐに仕事を辞めるのは危険です。次の点を事前に整理しておきましょう。

    訓練期間中の収支を具体的に試算する

    • 給付金・児童扶養手当・住民税非課税の各種減免を一覧化する
    • 学費・保育料・生活費・交通費などの毎月の支出を洗い出す
    • 貯蓄でどれくらいの期間カバーできるかを確認する
    • 仕事を続けながら夜間・通信で通う場合と、離職して集中する場合を比べる

    修了後のキャリアのイメージを持っておく

    • 取得したい資格で、どんな職場・勤務形態・収入水準を目指すか
    • 子どもの年齢や教育費のピークを考慮して、資格取得のタイミングが合っているか
    • 児童扶養手当が減っても、資格取得後の収入増で世帯全体の手取りが上がるかを確認する

    資格取得後に安定したフルタイム就労につなげられれば、給付金が終わっても世帯全体の手取りが増えるケースは少なくありません。数年単位のスパンで家計を見る視点が重要です。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事はわかりやすさを優先して、細かいルールを省略している部分があります。最終的に正確な情報は、以下の公式サイトや、お住まいの自治体の窓口で確認してください。

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、お住まいの自治体の案内が基準になります。

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  • 障害厚生年金ってなに?いくらもらえる?申請もわかりやすく解説

    障害厚生年金ってなに?いくらもらえる?申請もわかりやすく解説

    障害厚生年金ってなに?いくらもらえる?申請もわかりやすく解説
    最終更新日:2026.02.03
    ざっくり言うと

    病気やけがで、長く働けなくなったとき。収入がなくなるのが、一番つらいですよね。
    会社員や公務員として働いていた人は、厚生年金に入っていた期間があれば、 障害の程度に応じて年金が受け取れます。 これが「障害厚生年金」です。

    • いくら? 等級・加入期間による(3級でも最低62万円/年)
    • 誰が? 厚生年金に加入していた会社員・公務員など
    • 何級まで? 1〜3級(3級は厚生年金だけにある等級)
    • 申請先は? 年金事務所(日本年金機構)

    「会社を休んでいるあいだのお給料のかわり」にもらえる傷病手当金とは別の制度です。 条件が合えば両方もらえることもあります。

    あわせて読みたい サムネイル 傷病手当金ってなに?休職中のお給料のかわりになるお金 病気・けがで仕事を休んでいるあいだ、最長1年6か月もらえる所得補償のしくみ。

    そもそも、なんで「障害厚生年金」があるの?

    ふだん会社員として働いていると、給料から毎月「厚生年金保険料」が引かれていますよね。 この保険料は、老後の年金だけに使われているわけではないんです。

    病気やけがで長期的に働くことが難しくなったときにも、保険からお金が出るしくみがあります。 それが障害年金です。

    日本の障害年金は「二階建て」になっています。 全国民が入っている国民年金からもらえる部分(1階)と、 会社員・公務員だけが上乗せでもらえる部分(2階)です。

    障害年金の二階建てのしくみ 自営業・学生など 障害基礎年金 (1・2級のみ) 会社員・公務員など + 障害厚生年金 (1〜3級 + 障害手当金) 障害基礎年金 (1・2級のみ) 3級・障害手当金 は厚生年金だけにある 会社員で1・2級 → 基礎年金+厚生年金(二階建て) 会社員で3級 → 厚生年金だけ(基礎年金は出ない) 自営業で1・2級 → 基礎年金だけ(3級はない)

    初診日に厚生年金に加入していたかどうかで、もらえる年金の種類が変わります。

    つまり、初診日(最初に病院に行った日)に会社員・公務員だった人は、障害が3級以上であれば障害厚生年金がもらえます。 自営業や学生だと3級はなく、1・2級のみの障害基礎年金だけになります。 初診日の時点でどの保険に入っていたか、がポイントです。

    いくらもらえるの?等級別の年金額

    障害厚生年金の金額は、等級厚生年金の加入期間・給料の水準によって変わります。 多くもらっていた人・長く働いていた人ほど、金額が大きくなるしくみです。

    等級ごとのざっくりしたイメージ

    • 1級:他の人の介助がないと日常生活が難しい状態。報酬比例の年金額 × 1.25 + 配偶者加給(条件あり)
    • 2級:常に介助は必要ないが、日常生活が著しく制限される状態。報酬比例の年金額 + 配偶者加給(条件あり)
    • 3級:従来どおりの仕事は難しいが、別の仕事や軽作業は可能な状態。報酬比例の年金額(最低保障あり)

    1・2級の場合は、この障害厚生年金に加えて障害基礎年金も別途もらえます。 ざっくり言うと、1・2級の人は「2種類の年金が重なって出る」イメージです。

    「報酬比例」ってどういう計算?

    会社勤めのあいだに引かれた厚生年金保険料の記録をもとに計算します。 老齢厚生年金と同じ計算式で、加入期間が短い人(300月未満)でも、300月分として計算してもらえる最低保障があります。 なので、若くして病気になった人も一定の水準が守られています。

    3級には「最低保障額」がある

    3級の場合、計算した金額が一定額を下回ったとしても、最低保障額(令和7年度:623,800円/年)が保証されます。 つまり、どんなに加入期間が短くても、年間約62万円はもらえます。

    「配偶者の加給年金額」って聞き慣れないですよね。 1・2級で障害厚生年金をもらっている人に、65歳未満の配偶者がいて生計を支えている場合、 年間239,300円(令和7年度)が上乗せされるしくみです。 配偶者がパートで一定額以上の収入があると対象外になることもあります。

    実際の年金額は、加入期間・標準報酬・改定率などで変わります。「ねんきんネット」や年金事務所で試算を確認するのが確実です。

    誰がもらえるの?3つの条件

    障害厚生年金をもらうには、概ね次の3つをすべて満たす必要があります。 条件はシンプルに言うと「初診日・障害の程度・保険料の納付」の3点です。

    1
    初診日の要件:厚生年金に加入していた日に初めて病院へ行った

    障害の原因となった病気やけがについて、最初に医師の診察を受けた日(初診日)が、厚生年金の加入期間中であること。 会社を退職したあとに初めて病院に行った場合は、原則として対象外になります。

    2
    障害の程度の要件:1〜3級に該当している

    「障害認定日」(初診日から1年6か月後など)の時点で、障害等級の1〜3級に当てはまること。 等級は病名ではなく、症状や日常生活・仕事への支障の程度で判断されます。

    3
    保険料納付要件:保険料をちゃんと払っていた

    初診日の前日時点で、次のどちらかを満たすこと。

    • 初診日のある月の前々月まで、公的年金加入期間の3分の2以上が納付または免除されている
    • 初診日が65歳未満で、初診日のある月の前々月までの直近1年間に未納がない(特例)

    保険料の未納が多いと、要件を満たせなくなることがあります。 年金保険料が払えないときは「免除申請」という制度があり、 免除してもらった期間は「未納」とはみなされません。 払えないときは放置せず、市区町村の窓口に相談してみてください。

    3つの条件は、障害基礎年金とほぼ共通です。初診日が厚生年金期間中でない場合は、障害厚生年金ではなく障害基礎年金が対象になります。

    いつからもらえるの?「認定日」ってなに?

    障害厚生年金をもらいはじめるタイミングには、2つのルートがあります。

    認定日請求(さかのぼりができる)

    「障害認定日」とは、原則として初診日から1年6か月が経った日のことです。 その日の時点で1〜3級の状態なら、その翌月分から年金が発生します。 請求が遅れても、5年前までさかのぼって受け取れます(時効あり)。

    事後重症請求(さかのぼりはできない)

    認定日の時点では症状が軽くて等級に該当しなかったけれど、その後悪化した場合のルートです。 請求した月の翌月分から年金が始まり、過去にさかのぼっては受け取れません。 請求できるのは、65歳の誕生日の前々日までです。

    認定日から時間が経つほど、さかのぼりに必要な書類(昔のカルテなど)が手に入りにくくなります。 「もしかしたら対象かも」と思ったら、早めに年金事務所へ相談することが大事です。 相談だけなら無料・予約なしでも可能なことが多いです。

    無料相談サービス

    「自分が対象かわからない」「申請を一人でやるのは不安」という方へ

    障害年金は、書類の準備や初診日の証明でつまずきやすい制度です。社会保険労務士(社労士)に無料で相談できるサービスを使えば、受給できるかどうかの見通しや手続きの流れを教えてもらえます。

    • 初診日の確認方法や証明書の取り方を一緒に整理してもらえる
    • 診断書の書き方について主治医に伝えるポイントを教えてもらえる
    • 成功報酬型が多く、もらえなければ費用がかからないケースも
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    ※提携サービスへのリンクです。申込・利用は任意です。

    どうやって申請するの?手続きの流れ

    申請窓口は、原則としてお住まいを管轄する年金事務所です(共済組合員だった場合は各共済組合)。 手続きは書類が多く、準備に数か月かかることもあります。

    手続きの流れ

    1
    年金事務所に事前相談

    まず予約して窓口へ。「初診日・加入記録・必要書類チェックリスト」を一緒に確認してもらいます。

    2
    初診日を証明する(受診状況等証明書)

    最初に受診した医療機関に「受診状況等証明書(所定様式)」の作成を依頼します。 廃院になっている場合は代替書類で対応します。

    3
    主治医に診断書を作成依頼

    障害認定日時点または請求日時点の状態について、年金専用の診断書(所定様式)を作成してもらいます。 診断書の内容が審査の要になるため、症状や日常生活の支障を具体的に書いてもらうことが重要です。

    4
    病歴・就労状況等申立書を作成

    発病から現在までの経過、就労や日常生活への影響を自分で記入します。診断書と矛盾しないよう一致させることが大切です。

    5
    書類を揃えて窓口に提出

    請求書・診断書・証明書・本人確認書類などをまとめて提出。 審査には通常3〜6か月かかります。

    主な必要書類

    • 障害年金請求書(窓口でもらえます)
    • 診断書(認定日用 または 請求日現在用)
    • 受診状況等証明書(初診日の証明)
    • 病歴・就労状況等申立書
    • 基礎年金番号が分かるもの(年金手帳・マイナンバーカードなど)
    • 本人確認書類(運転免許証など)
    • 振込先口座のわかるもの
    • 配偶者の加給・子の加算を受ける場合は戸籍謄本・住民票など

    必要書類は、初診日・加入状況・障害の種類によって変わります。事前に年金事務所でチェックリストをもらい、不足がないよう準備しましょう。

    こんなとき、どうなるの?ケース別

    会社員がうつ病で長期休職したとき(2級想定)

    初診日が厚生年金の加入中であれば、認定日に2級と認定されれば障害基礎年金2級+障害厚生年金2級が出ます。 生計を支えている配偶者がいれば、配偶者の加給年金額も上乗せ対象になります。 休職中に傷病手当金をもらっていた場合でも、障害年金と重複して受給できます(金額調整なし)。

    脳梗塞で片麻痺になったとき(1〜2級想定)

    介助の必要度や日常生活能力の評価次第で、1級または2級になることが多いです。 1級なら障害基礎年金1級+障害厚生年金1級(報酬比例×1.25)+配偶者加給の組み合わせになり、 就労できない期間の生活費を大きく補えます。

    交通事故の後遺障害で職種変更が必要になったとき(3級想定)

    重い物を持つ仕事は無理だが、デスクワークはできるといった状態なら、3級が検討されます。 報酬比例の年金額が少ない場合でも、3級の最低保障額(約62万円/年)が適用されます。 この場合、障害基礎年金は出ず、障害厚生年金だけになります。

    労災保険(仕事・通勤が原因の傷病)との組み合わせになるケースもあります。 同じ傷病で労災から年金が出ている場合、障害厚生年金は全額もらえますが、労災年金の側で一部が減額調整されます。 複数の制度が絡む場合は社労士への相談が安心です。

    「傷病手当金」「労災」「手帳」とはどう違うの?

    障害厚生年金と似た名前・場面で出てくる制度が複数あります。 それぞれ目的と判定基準が違うので、整理しておきましょう。

    傷病手当金(健康保険)

    病気・けがで休職しているあいだの所得補償です(最長1年6か月)。 「今、仕事を休んでいるか」が基準で、長期的な障害の状態とは別に判断されます。 傷病手当金が終わったあとに障害年金に切り替わるケースもよくあります。

    あわせて読みたい サムネイル 傷病手当金ってなに?休職中のお給料のかわりになるお金 最長1年6か月もらえる所得補償のしくみ。障害年金との違いも解説。

    労災保険(障害補償給付)

    仕事中・通勤中の事故や病気が原因のときに使う制度です。 私傷病(仕事と関係ない病気・けが)には使えないので、まず「労災かどうか」を切り分けることが大事です。

    障害手当金(一時金)

    初診日から5年以内に傷病が治って(症状固定)、障害厚生年金3級より軽い障害が残った場合にもらえる一時金です。 「年金」ではなく1回払いで、金額は報酬比例の年金額の2年分が基本です。

    障害者手帳(身体・療育・精神)

    福祉サービス・税の控除・交通費割引などの入口になる制度で、障害年金とは判定の基準がまったく別です。 手帳の等級が高くても年金が不支給になることも、逆もあります。 どちらかをもらっているからといって、もう一方が自動的に決まるわけではありません。

    みんなが気になるQ&A

    A. 障害の程度が1〜3級に該当し続けている限り、就労していても原則もらえます。 ただし、更新時の審査では就労状況も含めて判断されます。 仕事の内容や時間が大きく変化した場合は等級が変わる可能性もあります。

    A. 障害年金生活者支援給付金は、障害基礎年金1・2級を受けている人が対象です。 障害厚生年金3級のみの人は原則対象外です(3級には障害基礎年金が連動しないためです)。

    A. 状態が悪化している場合や、初診日・加入記録の証拠が新たに見つかった場合は、事後重症請求や再申請を検討できます。 過去の不支給通知書と現在の診断書を持参して、年金事務所や専門の社労士に相談するのがよいです。

    A. 障害基礎年金・障害厚生年金はいずれも所得税・住民税の課税対象外(非課税所得)です。 ただし、健康保険の扶養判定では収入として扱われることが多いため、 配偶者の扶養に入っている場合は確認が必要です。

    A. 自動的にはもらえません。障害者手帳と障害年金は別の制度で、判定基準も異なります。 手帳の等級が高くても年金が不支給になるケースもあります。 別途、年金事務所への請求が必要です。

    A. 65歳以降は老齢基礎年金・老齢厚生年金の受給権も発生します。 原則として「1人1年金」のルールがあるため、 組み合わせ方を選択する必要があります(例:老齢基礎年金+障害厚生年金、など)。 加入期間が長い人ほど老齢厚生年金が大きくなるため、切り替えを検討するケースもあります。

    もっと詳しく知りたいとき(公式情報)

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。手続き・要件・必要書類は個人の状況で変わります。最終的な判断は年金事務所・共済組合の案内を基準にしてください。

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  • ひとり親家庭に月々もらえるお金ってなに? 児童扶養手当のしくみ

    ひとり親家庭に月々もらえるお金ってなに? 児童扶養手当のしくみ

    ひとり親家庭に月々もらえるお金ってなに? 児童扶養手当のしくみ
    最終更新日:2026.02.02
    ざっくり言うと

    ひとり親として子どもを育てていると、仕事と育児を一人でこなすことになり、 収入が安定しにくかったり、思うように働けなかったりすることがありますよね。
    そんな家庭の生活を安定させて、自立を後押しするために、月々まとまったお金がもらえる制度があります。
    これが「児童扶養手当」と呼ばれるものです。

    • いくら?最大 月46,690円(1人目)
    • 誰が?ひとり親家庭・養育者
    • 支給月は?1・3・5・7・9・11月(2か月分ずつ)
    • 手続きは?市区町村で申請(自動ではもらえない)
    • 所得制限は?あり(収入が多いと一部・全部停止)
    • 年金は?条件次第で差額分をもらえる場合あり

    注意:「児童手当」(子育て世帯全体を対象にした手当)とは別の制度です。ひとり親の場合、両方もらえることもあります。

    あわせて読みたい サムネイル 児童手当っていつからいくらもらえるの? 0歳〜高校生年代まで毎月もらえるお金のしくみ。申請タイミングに注意が必要です。

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    そもそも、なんでこの制度があるの?

    ふだん子育てをしていても、二人の親がいる家庭では「どちらかが働いてどちらかが育てる」「二人で分担する」という選択肢があります。

    でも、ひとり親の場合は働くことと育てることを、ひとりで両立しなければなりません。フルタイムで働けなかったり、急に子どもが体調を崩して仕事を休んだりすることも多く、収入が安定しにくいのが現実です。

    「それだと、子どもが十分な生活を送れない家庭が出てしまう…」ということで、国や自治体が月々お金を出して支えるのがこの制度です。

    二人親の家庭 働く担当・育てる担当に分けやすい → 収入が安定しやすい くらべると… ひとり親の家庭 働くことも育てることもひとりでこなす → 収入が不安定になりやすい 子どもの生活が不安定になりやすい… だから月々お金で補助するのが「児童扶養手当」

    ひとり親家庭に児童扶養手当がある理由

    つまり、「ひとりで仕事と育児を両立しているぶん、国が毎月お金で応援しますよ」というのがこの制度のキモです。離婚後や死別後、生活を立て直す時期を経済的に下支えしてくれるものだと思っておくといいです。

    いくらもらえるの?

    支給額は、子どもの人数あなたの収入(所得)によって変わります。

    1人目の子どもの分(基本額)

    所得が低い(「全部支給」に当てはまる)場合は、月46,690円が支給されます(2025年4月以降)。

    所得がある程度ある場合は、所得に応じて11,010円〜46,680円の間で段階的に決まります(「一部支給」)。

    2人目以降の子どもの分(加算額)

    2人目以降は、1人増えるごとに加算されます。

    • 全部支給の場合:1人につき月11,030円が加算
    • 一部支給の場合:1人につき5,520円〜11,020円の間で段階的に加算

    例)子ども2人で全部支給の場合:46,690円 + 11,030円 = 月57,720円が支給されます。

    手当の額は物価の動きに合わせて毎年見直し(物価スライド)されます。最新の金額は市区町村の窓口や、こども家庭庁のサイトで確認するのが確実です。

    毎月の手当額が確認できたら、次は「毎月いくら入ってきて、いくら出ていくか」を見える化することが大切です。マネーフォワード MEなら銀行・カードを一括管理できます(無料)。

    誰がもらえるの? 条件はある?

    「ひとり親家庭ならみんなもらえるの?」と思うかもしれませんが、条件があります。大きく分けると3つ確認が必要です。

    1
    対象となる「子ども」がいる 18歳になった後の最初の3月31日まで(障害がある場合は20歳未満)の子どもを育てていること。
    2
    受給できる立場にある 子どもを育てているお母さん・お父さん、または父母に代わって育てている祖父母などが対象です。
    3
    子どもがひとり親家庭等の状態にある 離婚・死別・未婚出産・父または母が一定の障害状態、などが対象です。

    「ひとり親の状態」ってどんなケース?

    次のいずれかに当てはまる子どもを育てている場合が対象になります(代表例)。

    • 父母が離婚した
    • 父または母が死亡した
    • 父または母が一定の障害状態にある
    • 父または母の生死が不明
    • 父または母が1年以上遺棄している
    • DVにより裁判所の保護命令が出た
    • 父または母が1年以上拘禁されている
    • 母が婚姻によらないで出産した

    上記に当てはまっていても、住所・同居状況・再婚(事実婚を含む)・所得などの状況によっては対象外になることがあります。

    「自分が対象かどうかわからない」というときは、自己判断せず、必ず市区町村の担当窓口(ひとり親担当、子育て支援課など)に相談してください。電話でも問い合わせできることが多いです。

    所得に応じて変わるって、どういうこと?

    収入が多い場合は、手当が一部または全部もらえなくなります。これが「所得制限」です。ちょっとわかりにくい仕組みなので、順番に説明しますね。

    そもそも何の「所得」で判定するの?

    判定に使われるのは、前の年の所得です(給与収入ではなく、税法上の「所得」=収入から給与所得控除などを引いた後の金額)。あなた自身の所得だけでなく、同居している扶養義務者(祖父母・兄弟姉妹など)の所得も影響することがあります。

    所得によってどう変わるの?

    扶養している人(子どもなど)の人数に応じて「全部支給の限度額」と「一部支給の限度額」が決まり、あなたの所得がどこに当てはまるかで支給額が決まります。

    • 所得が全部支給の限度額未満→ 満額(全部支給)
    • 全部支給限度額以上で一部支給限度額未満→ 所得に応じて段階的に減額(一部支給)
    • 一部支給限度額以上→ その年度は手当が0円(支給停止)

    目安(扶養親族0人・受給者本人の所得で判定する場合):
    全部支給:所得 約69万円未満(収入目安 約160万円)
    一部支給:所得 約208万円未満(収入目安 約385万円)
    ※扶養親族の人数が増えると、限度額も増えます。実際には市区町村の所得限度額表で確認してください。

    「所得が増えたら手当が減るんじゃ、働く気が起きない…」と思う方もいるかもしれません。でも、所得が上がった分は手当の減りより大きいことがほとんどなので、就労・収入アップを目指すことはトータルでプラスになります。多くの自治体がシミュレーションページを公開しているので試してみてください。

    申請ってどこに何を出せばいいの?

    児童扶養手当は申請しないとゼロです。要件に当てはまっていても、自動では支給されません。

    1
    市区町村窓口で相談・要件確認 離婚後や別居開始時点で、「ひとり親担当窓口」「子育て支援課」などに行って、受給できるか・何が必要かを確認します。
    2
    書類を集めて提出 認定請求書のほか、戸籍謄本・住民票・マイナンバー関係書類・養育状況を確認できる書類などが必要です(窓口で案内してもらえます)。
    3
    審査・認定 市区町村が審査し、認定されると認定通知が届きます。原則、申請した月の翌月分から支給対象になります。
    4
    支給開始(奇数月に2か月分まとめて) 1・3・5・7・9・11月に、前の2か月分がまとめて振り込まれます。
    5
    毎年8月に「現況届」の提出 引き続き要件を満たしているか、毎年確認が必要です。提出し忘れると支給が止まることがあります。住所や就労状況が変わったときも届出が必要です。

    「申請した月の翌月分から」というのがポイントです。つまり、離婚が成立してもすぐに申請しないと、その分はもらえません。要件に当てはまったら、なるべく早く窓口へ行くことをおすすめします。

    家計シミュレーション

    「離婚後の収支、手当込みで毎月プラスになる?」

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    もらえなくなるのはどんなとき?

    一度認定されても、その後の状況変化によって手当が止まることがあります。代表的なケースを確認しておきましょう。

    手当が止まる(支給停止・資格喪失)主なケース

    • 受給者が婚姻した(事実婚・同居・生活費の援助なども「実質的な婚姻」とみなされることがあります)
    • 子どもが施設に入所したり里親に委託されたりした
    • 受給者や子どもが日本に住所を持たなくなった
    • 対象の子どもが亡くなった
    • 所得が一部支給の限度額以上になった

    5年経つと半額になるって本当?

    手当の受給開始から5年(または支給要件に該当してから7年)が経過すると、一部支給停止(おおむね半額程度)になる仕組みがあります。

    ただし、就業中・求職中・障害や病気で就労が難しい場合などは「一部支給停止適用除外事由届」を提出することで減額が免除されます。

    要注意:この届出を忘れると自動的に減額されます。対象になる時期が近づいたら、必ず市区町村に確認してください。

    年金をもらっていたらどうなるの?

    「遺族年金や障害年金をもらっているけど、児童扶養手当はどうなるの?」という疑問はよくあります。

    以前は「年金をもらっていると児童扶養手当はもらえない」というルールがありましたが、制度改正により、今は年金と手当の「差額分」をもらえる仕組みになっています。

    • 年金額 < 児童扶養手当額 → 差額分を手当としてもらえる
    • 年金額 ≥ 児童扶養手当額 → 手当は全部支給停止(0円)

    たとえば遺族年金が月3万円で、児童扶養手当が月4万円なら、差額の1万円を手当として受け取れます。年金額が改定されたり新たに受給が始まったりした場合は、市区町村への届出が必要です。届出を怠ると、後から過払い分の返還を求められることがあるので注意してください。

    「児童手当」とはどう違うの? 似た制度との関係

    名前が似ていてまぎらわしい制度がいくつかあります。整理するとこういう関係です。

    ひとり親家庭に関係しやすい制度マップ 条件が合えば複数もらえることもあります ← このページ 児童扶養手当 → 月最大 46,690円〜 ひとり親家庭の生活安定・自立支援のお金 児童手当 子育て世帯全体を対象にした月々の手当 → ひとり親かどうかは関係なく対象。両方もらえることもある 特別児童扶養手当 障害がある子どもを育てている場合の手当 → ひとり親に限らず対象。条件次第で児童扶養手当と併用可 ひとり親家庭等医療費助成(自治体) 医療費の自己負担を軽くする制度。現金給付ではない。内容は自治体で異なる

    ひとり親家庭まわりのお金の制度マップ

    ひとり親家庭の場合、児童扶養手当と児童手当は両方もらえるのが基本です。子どもに障害があれば特別児童扶養手当も対象になる場合があります。お住まいの市区町村の医療費助成も合わせて確認してみてください。

    みんなが気になる Q&A

    Q. 離婚したら自動でもらえる?

    A.自動では支給されません。市区町村で認定請求が必要です。支給開始は「申請した月の翌月分」から。早めに窓口へ行くことをおすすめします。

    Q. いつ振り込まれるの?

    A.原則、1・3・5・7・9・11月に、前2か月分がまとめて振り込まれます。具体的な支払日は市区町村によって異なります。

    Q. 再婚・同居・事実婚をしたらどうなる?

    A.婚姻(事実婚を含む)や、異性と同居して生活費の援助を受けている状況は「実質的な婚姻」とみなされ、支給停止・資格喪失になることがあります。変化があったら速やかに届出してください。

    Q. 仕事を始めて収入が増えたら止まる?

    A.所得が高くなると一部支給や支給停止になりますが、トータルで手取りが増えることがほとんどです。具体的な試算は市区町村の窓口やシミュレーションツールで確認できます。

    Q. 遺族年金をもらっているけど手当ももらえる?

    A.年金額が手当額より少なければ、差額分を手当として受け取れます。年金額が変わったときは市区町村への届出が必要です。

    Q. 毎年の現況届って何?

    A.継続受給の確認のため、毎年8月頃に現況届を市区町村に提出します。提出を忘れると支給が止まることがあるので注意してください。

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    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    この記事はわかりやすさを優先して書いています。金額・所得限度額・必要書類の最終確認は、必ず以下の公式情報やお住まいの市区町村の窓口で確認してください。

    この記事は一般的なケースをわかりやすくまとめたものです。最終的な判断・必要書類は、お住まいの市区町村の案内が基準になります。

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  • 私立高校の授業料ってどのくらい補助されるの?就学支援金と都道府県の上乗せをまとめて解説

    私立高校の授業料ってどのくらい補助されるの?就学支援金と都道府県の上乗せをまとめて解説

    私立高校の授業料ってどのくらい補助されるの?就学支援金と都道府県の上乗せをまとめて解説
    最終更新日:2026.02.02
    ざっくり言うと

    私立高校って、公立と比べると授業料が年間30〜60万円以上高いことも珍しくないですよね。
    この負担を減らすために、国の「高等学校等就学支援金」と都道府県独自の上乗せ補助を合わせると、
    場合によっては授業料が実質ゼロになることがあります。

    • いくら?最大39万6,000円(国の支援金)
    • 誰が?高校に在学する生徒(所得要件あり)
    • 都道府県の上乗せ?東京・大阪などは実質無償化を推進中
    • 手続きは?学校経由(e-Shienなど)で申請
    • 対象は?授業料のみ(入学金・教材費などは別)
    • 2025年以降?所得制限が緩和・撤廃される方向

    注意:「授業料が無償」でも、入学金・教材費・制服代・修学旅行費などは別途かかります。「奨学給付金」(授業料以外を補助する別制度)とは違います。どちらも対象になることがあります。

    あわせて読みたい 高校生等奨学給付金って何?教材費・通学費を補助してくれる制度 高校生等奨学給付金って何?教材費・通学費を補助してくれる制度 授業料以外(教科書・制服・通学費・修学旅行など)を補助してくれる制度。就学支援金とあわせて確認を。

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    そもそも、なんで授業料の支援が必要なの?

    公立高校の授業料って、都道府県によって違いますが、全国平均で年間12万円前後くらいです。

    一方、私立高校になると年間30〜60万円以上かかることも普通にあります。「私立に行きたいけど、家計的にきつい…」という状況が生まれやすいんです。

    「進路は家庭の所得で決まってしまうのはおかしい」という考えのもと、国は授業料を支援する制度を作りました。それが高等学校等就学支援金です。

    公立高校 年間授業料の目安 約12万円 私立高校 年間授業料の目安 約40〜60万円 差があるから… 国の「就学支援金」で授業料を補助 最大39万6,000円まで授業料から差し引かれる +都道府県の上乗せで「実質無償」になる場合も

    公立と私立の授業料の差を埋めるのがこの制度の目的です

    つまり、学校を通じて国(と都道府県)が授業料を肩代わりしてくれるしくみです。実際にはお金を受け取るのではなく、授業料の請求額がそのぶん安くなるイメージです。

    結局、いくら出るの?

    国の就学支援金には2段階あります。

    まず全員に共通の基準額(年間11万8,800円)があります。2025年度以降は所得にかかわらず全世帯を対象に、この金額が実質的に支給される方向になっています。

    さらに、所得が一定以下の世帯には私立高校向けの加算があって、最大で年間39万6,000円まで支援が上がります。

    加算の目安(全日制の場合)

    • 基準額:年額11万8,800円(全世帯対象へ)
    • 私立高校向け加算:世帯年収目安が約590万円未満の場合に上乗せ → 最大39万6,000円
    • 通信制私立高校は別区分で、最大29万7,000円の加算

    「年収590万円」はあくまで目安です。実際は住民税の計算結果で判定されるため、扶養家族の数や共働きかどうかで変わります。「うちは対象外かも…」と諦める前に、学校の窓口で確認してみてください。

    2026年度以降:加算の上限が年間45万7,000円程度に引き上げられる方向で検討・合意されています。制度は毎年変わるため、申請前に最新情報を確認しましょう。

    誰が対象なの? 条件はあるの?

    条件はシンプルで、主に次の2つです。

    1
    国内の高校等に在学していること 高等学校(全日制・定時制・通信制)、特別支援学校高等部、高等専門学校(1〜3年)、専修学校高等課程などが対象です。国公私立は問いません。
    2
    所得・在学年数の要件を満たしていること 世帯の住民税所得割額が一定以下であること(加算を受けるための要件)、および在学年数が上限(全日制なら3年)以内であることが必要です。

    「私立高校の生徒しか対象じゃないの?」と思う方もいますが、国公立も対象です。ただし、私立向けの「加算」がある分、私立の生徒のほうが支援が手厚くなります。

    住んでいる都道府県で変わるってほんと?

    はい、大きく変わります。国の支援金の上に、各都道府県が独自に上乗せしているからです。

    同じ私立高校に通っていても、住んでいる都道府県によって最終的な授業料の自己負担がゼロになったり、数十万円かかったりすることがあります。

    都道府県 上乗せの概要 特徴的なポイント
    東京都 私立高等学校等授業料軽減助成金。2024年度以降、所得制限を撤廃し最大48万4,000円まで支援。 年収要件を事実上撤廃した実質的な全世帯無償化を推進中。
    大阪府 私立高等学校等授業料支援補助金。授業料年額63万円まで国の支援金と合わせて支給。2026年度に全生徒の授業料無償化を目指す。 「大阪に住めば高校授業料は実質0円」を目指して段階的に拡充中。
    神奈川県 私立高等学校等学費補助金。授業料と入学金が対象。所得に応じて年7万2,000円〜34万9,200円を補助。 入学金も対象になるため、入学初年度の負担を抑えやすい設計。
    埼玉・千葉など 国の就学支援金に加えた県独自の授業料・学費補助制度を整備。 首都圏全域で「私立でも学費面での選択肢が広がる」方向で拡充中。

    上記以外の都道府県にも、独自の授業料軽減制度があります。必ず居住地の都道府県のウェブサイトや、在学する高校の窓口で確認しましょう。

    関連サービス

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    2025年以降、どんどん変わってるってほんと?

    そうなんです。高校の授業料支援は、ここ数年で急速に拡充されています。

    • 2025年度(令和7年度):「高校生等臨時支援金」の創設により、年収約910万円以上の世帯も含めて、基準額11万8,800円が全世帯対象へ。
    • 2026年度(令和8年度)以降:所得制限の撤廃や、私立高校向け加算の上限引き上げ(45万7,000円程度)が検討・合意されている。

    東京都や大阪府などの自治体も、国の動きに合わせて独自制度を拡充しています。「前に調べたときは対象外だった」という人も、いま改めて確認すると対象になっている可能性があります。

    制度の名称・対象・支援額は年度で変更されることがあります。申請前に学校および居住地の都道府県の公式情報で最新版を確認してください。

    どうやって申請するの? 手続きは面倒?

    基本的には学校を通じて手続きします。自分で役所に行く必要はほとんどありません。

    1
    入学後に学校から案内が届く 入学後(4月頃)に、学校から就学支援金の申請書類やオンライン申請システム(e-Shienなど)の案内が配布されます。
    2
    申請書類を学校に提出(またはオンライン申請) 住民税の情報を使って所得判定が行われます。マイナンバーを使ったオンライン申請の場合、書類の手間が少なくなっています。
    3
    都道府県独自の上乗せは別途申請が必要な場合も 国の就学支援金は学校経由でまとめて手続きされますが、都道府県の補助は別スケジュール・別書類の場合があります。「国の申請 = 完了」と決めつけず、都道府県の制度も確認しましょう。
    4
    授業料の請求額が自動的に減る 支援金は学校を経由して授業料から差し引かれます。保護者が自分でお金を受け取るのではなく、納付書に表示される金額がそのぶん安くなるイメージです。
    5
    毎年度の更新が必要 毎年7月頃に収入状況の届出が求められます。また、失業・減収など家計が急変した場合は「家計急変支援制度」の申請もできます。
    国・都道府県 支援金を支給 学 校 授業料から差し引き 保護者が支払う授業料 ← 支援金のぶんだけ安くなる 申請は入学後に学校から案内が来ます。 e-Shienを使ったオンライン申請が主流です。

    支援金はお金を受け取るのではなく、授業料の請求額が安くなるしくみ

    「奨学給付金」や「大学の修学支援」とは違うの?

    名前が似ていて混乱しやすいですよね。目的(授業料か、授業料以外か)と、どの学校段階が対象かで整理すると分かりやすいです。

    制度 主な対象 支援する費用 申請先
    高等学校等就学支援金 高校等(国公私立)の生徒 授業料 学校経由(年度更新あり)
    都道府県の私立授業料上乗せ 私立高校の生徒(居住地・学校種で異なる) 主に授業料(入学金含む場合も) 学校経由、または都道府県へ別申請
    高校生等奨学給付金 低所得世帯(生活保護・住民税非課税など) 授業料以外(教材費・通学用品・修学旅行費など) 居住する都道府県へ申請
    高等教育の修学支援新制度 大学・短大・専門学校など(高校卒業後) 授業料・入学金の減免+給付型奨学金 進学先と奨学金機関(JASSO等)

    ポイントはこれだけ:高校の「授業料」を下げる制度(就学支援金・都道府県上乗せ)と、授業料以外を補う制度(奨学給付金)は別ものです。条件に合えば両方もらえます。

    高校の教育費支援の全体像 授業料を下げる 就学支援金(国) 都道府県の上乗せ補助 授業料以外を補う 高校生等奨学給付金 (教材費・通学費など) 条件に合えば どちらも受けられます!

    授業料を下げる制度と、授業料以外を補う制度は別枠です

    みんなが気になる Q&A

    Q. 申請しないと自動で支援される?

    A.原則として申請が必要です。入学後(4月頃)と、毎年の収入状況の届出(7月頃)で学校からの案内が来ます。放置すると支援が受けられないことがあるので、必ず手続きしましょう。

    Q. 「年収目安」だけで対象外と判断していい?

    A.年収の目安はあくまで参考で、実際の判定は住民税の課税情報(課税標準額・調整控除など)をもとに行われます。扶養家族の数や共働きかどうかで結果が変わるため、「うちは対象外」と決めつけず、学校や自治体の窓口で確認してください。

    Q. 入学金や教材費・制服代も無償になる?

    A.就学支援金の対象は「授業料」のみです。入学金・施設費・教材費・制服代などは対象外です。授業料以外の費用については、低所得世帯向けの「高校生等奨学給付金」という別制度があります。

    Q. 国の申請をすれば都道府県の上乗せも自動でもらえる?

    A.都道府県によって違います。学校経由でまとめて手続きしてくれる場合もあれば、都道府県に別途申請が必要な場合もあります。「国の手続き=完了」と決めつけず、必ず居住地の制度も確認しましょう。

    Q. 転校・編入した場合はどうなる?

    A.転校・編入後も原則として対象になり得ます。ただし、在学月数の扱いや学校の区分(全日制・定時制・通信制)で条件が変わるため、転校先の学校窓口で個別に確認するのが確実です。

    Q. 年度途中で家計が急変した場合は?

    A.離職・疾病などで家計が急変した場合は「家計急変支援制度」に申請できることがあります。まず学校の窓口に相談してみてください。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    制度の名称・対象・上限額は年度で変更されることがあります。申請前に、学校および居住地の公的情報で最新版を確認してください。

    あわせて読みたい

    同じ「教育費の負担軽減」でも対象と支援範囲が違います。必要なものを選んで確認しましょう。

    高校生等奨学給付金(授業料以外)
    教材費・通学用品・修学旅行費など、授業料以外を支援。就学支援金と同時に使える。
    高等教育の修学支援新制度(大学等)
    高校卒業後の大学・専門学校で使う制度。授業料減免+給付型奨学金のセット。
    教育訓練給付金(大人の学び直し)
    社会人が資格取得・スキルアップのために学ぶ費用を国が補助する制度。
    児童手当(0歳〜高校生まで拡充)
    2024年度の制度拡充で高校生年代まで対象に。教育費の準備にも活用できる。
  • 大学の学費って高すぎない?修学支援新制度で「授業料ゼロ」になるケースも

    大学の学費って高すぎない?修学支援新制度で「授業料ゼロ」になるケースも

    大学の学費って高すぎない?修学支援新制度で「授業料ゼロ」になるケースも
    最終更新日:2026.02.02
    ざっくり言うと

    大学や専門学校の学費って、4年間で数百万円かかりますよね。
    「行きたい学校があるけど、うちの家計じゃ無理かも…」と感じている人も多いはず。
    そんな家庭のために、授業料や入学金をほぼタダにしてくれる制度が国にあります。
    それが「高等教育の修学支援新制度」と呼ばれるものです。

    • 何がもらえる?授業料減免+返済不要の奨学金
    • 対象の学校は?大学・短大・高専・専門学校
    • 誰がもらえる?収入・資産の基準を満たす世帯の学生
    • 区分は?第1〜第4区分(収入で変わる)
    • 申請は?在学校(or 高校)を通じて手続き
    • 返済は?授業料減免・給付型奨学金は返さなくてOK

    注意:貸与型奨学金(返済が必要なJASSO奨学金)とは別の制度です。この制度の給付型奨学金は返済不要です。

    そもそも、なんでこの制度があるの?

    ふだん病院に行くと、窓口で払うのは3割ですよね。残りは健康保険が負担してくれています。

    でも、大学・専門学校の学費にはそういう「国が助けてくれるしくみ」が薄かったんです。その結果、家庭の収入によって、進学できるかどうかが決まってしまうという状況が長く続いていました。

    「意欲があれば、お金がなくても学べる社会にしよう」ということで、2020年度から始まったのがこの制度です。

    修学支援新制度の2つの柱 ① 授業料等減免 大学が授業料・ 入学金を免除 最大: 私立大で約70万円/年 (第1区分・授業料のみ) 返済不要 ② 給付型奨学金 JASSOから毎月 生活費として振込 最大(自宅外・私立): 約91万円/年 (第1区分・大学等) 返済不要 ①+② セットで受けられる!

    2つの支援がセットで提供されます。申込みは1回でOK。

    つまり、こういうことです。
    授業料を学校が免除してくれて(①)、さらに生活費として毎月お金が振り込まれる(②)。
    どちらも返済不要なので、条件を満たせば実質タダで大学に行けるケースもあるんです。

    誰がもらえるの? 条件はあるの?

    条件はシンプルで、大きく次の3つです。

    対象の学校に在学している 大学・短期大学・高等専門学校(4・5年次)・専門学校が対象です。ただし、すべての学校が対象というわけではなく、文部科学省が「確認大学等」として認定した学校に限ります。
    家計の基準を満たしている 世帯収入・資産・家族構成などで判定されます。おおむね世帯年収270〜600万円程度が対象ラインのイメージですが、家族構成によって大きく変わります。詳しくは後述の「区分」で説明します。
    学ぶ意欲がある 高校時代の成績だけでなく、レポートや面談で「ちゃんと学びたい意欲があるか」が確認されます。在学中も一定の学修状況が求められます。

    「うちは年収が高いからダメかな…」と思っていませんか?
    2024年度からは、年収600万円程度までの世帯でも対象になる「第4区分」ができました。
    特に子どもが3人以上いる多子世帯私立の理工農系の学生は、ぜひ一度確認してみてください。

    支援区分(第1〜第4区分)ってどう決まるの?

    収入によって支援の「区分」が変わります。区分が高いほど支援額が多くなります。

    第1〜第3区分(従来からある枠)

    住民税の金額(所得割額)をもとに判定されます。家族構成によって目安の年収は変わりますが、代表的なイメージはこのような感じです。

    • 第1区分(満額):住民税非課税世帯。支援を100%受けられます。
    • 第2区分:第1区分よりやや収入が高い世帯。支援額は約2/3に。
    • 第3区分:さらに収入が高い世帯。支援額は約1/3に。

    例えば、両親・本人・中学生の4人世帯なら、年収約380万円程度までが第1〜3区分のイメージです(実際は税額で判定するため、あくまで目安です)。

    第4区分(2024年度から新設)

    中間所得層への拡大として新設されました。対象は次の2パターンです。

    • 扶養する子どもが3人以上いる多子世帯の学生
    • 私立大学等の理工農系に在籍する学生

    世帯年収の目安は約600万円程度まで。支援額は満額の約1/4ですが、これまで対象外だった世帯に新たな選択肢ができた点は大きいです。

    注意:「年収〇〇万円だから対象」という判断は危険です。住民税の所得割額・資産額・家族構成などで細かく判定されます。JASSOの進学資金シミュレーターや学校の窓口で必ず確認してください。

    いくら支援してもらえるの?

    以下は住民税非課税世帯(第1区分・満額支援)の場合の目安です。第2〜4区分の場合は、それぞれ2/3・1/3・1/4が目安になります。

    授業料・入学金の減免上限(年額)

    学校種別入学金(国公立)授業料(国公立)入学金(私立)授業料(私立)
    大学約28万円約54万円約26万円約70万円
    短期大学約17万円約39万円約25万円約62万円
    高等専門学校約8万円約23万円約13万円約70万円
    専門学校約7万円約17万円約16万円約59万円

    給付型奨学金の支給額(年額)

    学校種別・通学形態年額の目安
    大学・短大・専門学校(国公立)自宅生約35万円
    大学・短大・専門学校(国公立)自宅外生約80万円
    大学・短大・専門学校(私立)自宅生約46万円
    大学・短大・専門学校(私立)自宅外生約91万円
    高等専門学校(国公立)自宅生約21万円
    高等専門学校(国公立)自宅外生約41万円

    例えば私立大学に一人暮らしで通う場合(第1区分)、授業料減免で最大70万円、給付型奨学金で年91万円もらえます。合計で年間約161万円の支援。これは大きいですね。

    金額は年度によって見直されることがあります。最新情報はJASSOのサイトまたは在学校の奨学金窓口でご確認ください。

    どうやって申請するの? 手続きは難しい?

    申請は在学校(または高校)を窓口に進めます。自分でJASSOに直接連絡する必要はなく、学校の奨学金担当者が案内してくれます。

    進学前に申し込む「予約採用」

    1
    高校の説明会・配布書類を確認する 高校ごとに申込時期が決まっています。締切を過ぎるとその年は申せないことも。
    2
    高校を通じてJASSOに申し込む 必要書類(マイナンバー関連・収入証明など)を揃えて提出します。
    3
    候補者通知が届く 合格・進学決定後に、大学等を通じて進学届等を提出します。
    4
    採用決定・支援スタート 授業料減免は大学が手続き。給付型奨学金はJASSOから毎月振込まれます。

    進学後に申し込む「在学採用」

    進学してから申し込む「在学採用」もあります。在学校の奨学金窓口に相談すれば案内してもらえます。ただし、採用時期の関係で給付開始が遅れることがあるので、できれば予約採用をおすすめします。

    手続きは学校任せでいい?
    基本的には学校が案内してくれますが、締切を見逃すと取り返しがつかないこともあります。進学を考えているなら、高2〜高3のなるべく早い時期に学校の先生や窓口に確認しておきましょう。

    学費・奨学金の総額を把握したい方へ

    「修学支援を使っても、結局いくら必要?」を試算できるサービス

    授業料減免・給付型奨学金・貸与型奨学金・生活費を一覧で試算できるライフプランサービスを使うと、進学後の資金計画が立てやすくなります。

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    「貸与奨学金」や「教育ローン」とどう違うの?

    同じ「お金の支援」でも、性質が全然違います。整理しておきましょう。

    奨学金・教育ローンの種類と特徴 修学支援新制度(この記事) 授業料減免+給付型奨学金 → 返済不要、収入要件あり JASSO 貸与型奨学金(第一種・第二種) 借りるお金 → 卒業後に返済が必要(無利子or有利子) 国の教育ローン(日本政策金融公庫) 保護者が借りるローン → 在学中から返済が始まることも 民間金融機関の教育ローン 金利・条件は様々。借りすぎに注意

    「返さなくていいもの」か「借りるもの」かで大きく異なります。

    まず修学支援新制度で「どこまでカバーできるか」を確認するのが鉄則です。
    その上で足りない分を貸与型奨学金や教育ローンで補う、という順番で考えましょう。
    借りるお金は将来の返済負担になるので、なるべく借りる額を減らすことが大切です。

    修学支援新制度を最大限活かす3ステップ

    ステップ1:まず対象になるか調べる

    JASSOの「進学資金シミュレーター」を使えば、世帯収入・家族構成を入力するだけでおおよその支援額を確認できます。無料で使えます。

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    ステップ2:進路・学部選択と収支をセットで考える

    学部・学科選択は学費の額にも直結します。私立理工農系は修学支援の拡充で支援が手厚くなっているので、進路選びと支援額をセットで確認しましょう。

    ステップ3:教育費と家計全体を長期で見直す

    子どもが複数いる家庭は、進学時期が重なると家計への負担がピークになります。修学支援を最大限活用しつつ、貯蓄・借入のバランスを早めに整理しておくことが大切です。

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    修学支援新制度・NISA・iDeCoも含めて、教育費と老後資金のバランスを一緒に考えてもらえるオンラインFP相談サービスがあります。

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    みんなが気になる Q&A

    Q. 申請はいつ・どこでするの?

    A.在学校(学生課・奨学金窓口)を通じて申請します。進学前は高校経由で「予約採用」として申し込めます。学校ごとに締切があるので、早めに確認を。

    Q. 支援区分はどうやって決まるの?

    A.世帯の収入・資産・家族構成などをもとに判定されます。JASSOの進学資金シミュレーターで事前に概算が確認できます。

    Q. 授業料等減免と給付奨学金は別々に申請が必要?

    A.JASSOの給付型奨学金に申し込めば、授業料等減免も同時に申請されます。ただし書類の提出先や期限は学校によって異なるので、学校の案内に従ってください。

    Q. 貸与奨学金や教育ローンと併用できる?

    A.基本的には併用できます。ただし、修学支援の区分によって貸与型奨学金の月額上限が調整されるケースがあります。先に修学支援の支援額を確認してから、不足分をどうするか考えましょう。

    Q. 成績が悪くなると打ち切られる?

    A.在学中の学修状況の確認があり、要件を満たさないと支援が打ち切られることがあります。ただし、救済措置もあります。詳しくは学校とJASSOの案内を確認してください。

    Q. 在学している学校が対象かどうかはどこで確認する?

    A.文部科学省が公開している「確認大学等の一覧(対象機関リスト)」で確認できます。進学を検討している学校が対象かどうかは必ずチェックしましょう。

    もっと詳しく知りたいとき(公式の情報)

    最終的な手続き・提出期限は在籍校の案内が基準です。迷ったら学校の奨学金窓口に相談してください。

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